『ワイヤー・プランク+フェラライト』 法によるフリッカの写真全7枚中、最後の2枚。
ハルだけ購入して後は自作したのだろうか。
角ばったキャビンが特徴的。
艤装はこれからのようだ。
このギャーフ・リグ艇は上の写真とは明らかに別艇。
艇名もフリッカ。
デッキの造作はプロによるものと見受けられる。
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さて 『ワイヤー・プランク+フェラライト』 法の現オーナーはUSヤフー・フリッカ・グループにこれらの写真(艇)に見覚えのある人はいないだろうか、と都合7枚の写真を投稿した訳だが、返答が一つだけあった。
Ferro Boat Company という名の造船所製のハルID 『FRW 100011173』 のフリッカが自分と同じマリーナに居るというのだ。手元に写真はないが、緑のハルでギャーフ・リグだという。(IDから1973年11月にハルが完成、その前の001からして同ファクトリー製フリッカ1号艇であることが分かる。)
この返答者は上の2枚目の写真を見て返答したのだろう。実は73年製フリッカでフェロセメント・ハルと言われ、艇名もフリッカというフリッカは当ブログに過去何回か登場している ( [1]、 [2]、 [3]、 [4] )。上の2枚目の写真の艇と、この今まで何回も見て来た艇が同一艇であることはまず間違いない。はからずも同艇の素性が明らかになったと言えよう。
Ferro Boat Company がプラット・モンフォートのファクトリーだったか否かはともかく、この艇のハルが単なるフェロセメントではなく、 『ワイヤー・プランク+フェラライト』 で造られたハルであることも分かった。
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以前登場した Ryan Marine 製フェロセメント艇の [Wren] は74年3月のハル完成だが、Wren も 『ワイヤー・プランク+フェラライト』 ハルである可能性が無きしも非ずだ。
(写真はWire Plank & Fer-a-lite によるフリッカ中の2艇です。)
⇒ フリッカのスペック