フロリダは高温多湿なところだが水温も高い。乗らない時はトレイラーに乗せて保管した方が船艇のブリスター防止になる。
ハルの赤いフリーボード(乾舷)はジェルコートではなく、ペイント塗装のようだ。
艇だけでなく、ダブル・アクスル(2車軸)のトレイラーのメンテも充分に見える。スタンドはステムに1本、両舷にそれぞれ5本づつと多数。
船艇塗料を塗って間もなく、一度も下架していない様子。
プロペラもペイントでプロテクト。
トランサムには孔が3個。
一番下はエンジン・イグゾースト、右上はホールディング・タンク兼ビルジ用と思うが、比較的新しいフィティングの付いたものはなんだろう。そしてコックピットからの排水口は何処だろう。
この艇は1983年製だが [261番] 以降の新型デッキ・モールドではなく、以前の古い型のモールドで出来ている。
故に排水口は [トランサム喫水線近く] (リンク先2枚目)にあると思ったのだが、実際には下の写真で分かるように新型モールド艇同様、コンパニオンウェイ下(後ろから2本目と3本目のスタンドの間)にある。
各ポートライトの周りに施した水色のテーピングが気になるが、メンテの途中らしい。
ライフラインに 『作業中につき、乗艇禁止』 のプラカードが見える。
PSC製初期フリッカに在ったステム上端両側の航海灯用の凹部は既にない。
PSC製2代目モールドで造ったハルだ。しかし、航海灯は84年型ではステム前面の上端に付いているが、この艇では86~87年頃以降の艇同様、プルピット・レイルに装着してある。
(写真はいずれもPSC製434艇中、番数艇名共に不明、1983年製のフリッカです。)
⇒ フリッカの歴史 (History of the Flicka)