セレニティーでは室内のティークが積年のオイル塗布で黒ずんで来て、室内が暗くなって来ているので、この冬にリフレッシュすることにした。
例えば下の写真、壁につけたティークのオーガナイザーは3年前に作ったもの(これにはオイルではなくセトールが塗ってある)。壁、真ん中の明るいエリアは新艇時から22年間鏡に覆われていたが、5年前にその鏡を取り外した部分。以降一年に一回オイルを塗布して来た。外の暗い部分は27年間オイルを塗り重ねて来た部分。いかに黒ずんでいるか分かると思う。
この暗い部分を少なくとも鏡に被われていたところと同じ位明るくしたい。
部分的にお湯や消毒用アルコールで落とすことも試してみたが、結局まず軽くサンディングで表面のオイルを落とすことにした。
アセトンなどを使う人もいるがなるべく化学薬品は使いたくない。
試しに上部のみサンディングしてみた。一回目でこの程度明るくなる。これを後2~3回繰り返す。
室内全体を終わらせるには4~5週末はかかると思う。
アイスボックスの蓋。室内ではずっと黒ずんで見える。熱いものを置いた円形その他の焦げ目も付いて汚らしい。
これも他の室内ティーク同様にサンディング。
エンジン・ルームのカバーも同様に処理。
無論、コンパニオンウェイの基盤および梯子も。
(この時点ではこの二つはまだ手付かず。)
塗り込められた積年のオイルと垢を落とした後、ティーク・クリーナーとブラシで洗浄、さらに温水とブラシでそのクリーナーを流して下準備が終わる。
ちなみにティークに塗るために市販されている 『ティーク・オイル』 なるものはミネラル・オイル又はリンシード・オイルやタング・オイル、レモン・オイル等の植物オイルとその他の成分を混合したもので、元来ティークに含まれている自然のティーク・オイルではない。
下準備完了後エピファンを4層塗る予定。(エピファンやニス塗りはサンディングを含んで何層も塗るので時間がかかる。ファクトリーが室内のティークをオイル仕上げにしていたのは実は仕上げの手間を省くためだったのではないかと思う。)
エピファンなら毎年オイルを塗る必要もなく、湿気や埃など環境からもティークを守ってくれる。見た目も明るい室内になりそうで楽しみだ。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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