SF湾東岸アラミダがベースの [ドリーム・キャッチャー] が売りに出た。
この艇の室内はPSC製では恐らく2~3艇しかないだろうと思われるアレンジになっている。
ポート側のギャリーとVバース間はバルクヘッドで仕切られており、通常そこにある手摺り的なコンプレッション・ポストはスターボード側にある。また船内機(1GM)仕様ながらキャビン内コンパニオンウェイ横に個室ヘッドはなく、ヘッドはVバース下の所謂オープン・レイアウト型。(フリッカ・ホームページで紹介されている [同艇の写真] を参照。)
現オーナーのバートが2001年に購入するまで毎年夏の間3ヶ月だけ淡水エリアでセイル、残りの9ヶ月はトレイラーに載せられて保管されていた。しかしそれから11年SF湾で帆走、年中マリーナ係留。スタンディング、ラニング両リギングの交換や船底ブリスター修理などのメンテは必須と思われる。ハルもバフまたはペイントで手入れが必要。新オーナーの手で見違えるようになって欲しい。
尚、この艇は1983年製ながら84年以降のPSCフリッカ同様、ブリッジ・デッキのある新型デッキ・モールドで造られている。83年第4四半期の生産だろう。この年には約80艇のフリッカが生産されたが、その中13~14艇が新型。この艇が新型最初の艇である。
(写真はPSC製434艇中261番 Dream Catcher です。)
⇒ フリッカ・ホームページで今売りに出されているフリッカ一覧