ニューヨーク州のフリッカ、テューズデイズ・チャイルド。
川のドックでの係留に [ムーアリング・ウィップ] を使っている。
言わば前後2本の釣竿で船体を岸から離して係留する仕掛け。風波により船体がドックや岸に押し付けられ損傷するのを防ぐ。ドックのフェンダー代わりになる。1本吊るしたフェンダーは乗降時ドックに近づいた時のためだろう。
バウ側はウィップから伸びたラインにブロックを付け、それに通したラインをバウスプリットに巻いて留めている。
乗艇時は係留ラインを引く前に竿(ファイバーグラス製)をドック上のベースから抜いて外すのだろうか。*
かなり手間がかかりそうだがマストが倒してあるので長期間係留時のみ使用しているのかも知れない。
スターン側はウィップからのラインをクリートに留めてある。
かなり長いウィップを使っている。船体がこれだけ岸から離れていれば他人が気軽に土足で乗艇することは無いかも知れない。
メーカーは複数ある。* 参考までに装着法のビデオは [こちら] 。このビデオでは艇に留めたラインを竿先端から竿に沿って手元まで伸ばし、ラインの長さを調整することで艇とドック間の距離を変えている。
(写真はいずれもPSC製434艇中336番 Tuesday's Child です。)
⇒ 日本のヤフー・フリッカ・グループ