パラフィン・オイル・ランプ。ガラス製チムニーの [代替品] が届いてから、いつか試験点灯しようと思いつつ、つい2ヶ月が過ぎてしまった。
芯出しを約2.5mmに留めて火を付け様子を見た。5分程経ったが何の問題も無い。
この後テストとして芯を6mm位まで展開してみた。一時燃えあがった炎で上の口付辺に黒い煤が付いただけで終わった。やはりガラスが充分に暖まった上で灯を大きくするとガラスは割れない。
しかし煤が出るまで炎を大きくするのはオイル・ランプの正しい使い方ではない。最大でもせいぜい3~4mm位が適当のようだ。これは日中の撮影だが、夜の室内では2.5mmで2燭光程度の灯りである。芯を伸ばしても100Wはおろか60w電球に変えたみたいに劇的に明るくなる訳ではない。それこそ蛍の光で本を読むほどの気持ちでこの明るさ(暗さ)に慣れる必要がある。とは言え、年長者の眼にはもっと光があった方が良いのだろう。フリッカのような小型キャビンでもこれと同等のオイル・ランプを計2~3個備えている艇を良く見かける。
それにしても小さなランプながら、出る熱の量はすごい。暖房器具としても充分使える。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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