2009年1月25日日曜日

ツインズ(双子)?

何度も何度も見比べた。昨日の314番のフリッカと実に良く似ている。











ハルの色、ポートの形、ドジャーとオーニングの造りと色、コックピット・コーミング上に張ったティーク、2枚のソーラー・パネル、ウィンドヴェイン、バーベキュー・グリル、プルピット右舷の白い救命浮き輪に至るまで全く同じだ。

黄色い軽油用補助タンクは1個しか置いていないが、レイダーがなく、リフレクターだけが左舷のスプレッダー下に掲げてあるのも同じ。


同一艇ではないのか。ディンギー用の船外機を掛けておくプルピットの板も全く同じだ。その船外機の姿が見えないのはオーナーがディンギーに乗ってこの写真を撮っているからだろう。

このフリッカ 『セルティック・タートル』 はホームポート名がオーナーの住んでいるペンシルヴァニアの街の名前になっているが、係留場所はメリーランド州ロックホール。ハル番号はオーナーが413番であることを確認している。413番の前オーナーはフロリダ州マラソンに係留していたというから、どうもHonuと呼ばれていた当時の写真が昨日の写真らしい。

314番と413番の間にはPSCでの製作年に約8年の隔たりがあり、しかも314番が造られた1984、85年頃のフリッカはポートの形が長方形ではなく楕円形だ。そのことからも別艇であるとは考えにくい。やはり314番というセイル番号(というより、それを即ハル番号と解釈した小生)が混乱の元のようだ。

しかしなぜわざわざセイル番号を 314 にしたのだろう、という疑問は残る。(誕生日をセイル番号にする人もいるから、誕生日が3月14日で、ハル番の 413 をヒネって洒落たのかも知れない。)

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『セルティック・タートル』 には余談がある。2008年6月25日、夕刻6時。東海岸のチェサピーク湾のフェアーリー・クリークという小さな錨泊地に投錨してから小一時間後、「おい、見ろ、あいつらは双子だな。」と言う声がするのでデッキに出ると、ハルの色もドジャーの色も同じ 『ラーフィング・ドルフィン』 がすぐ近くに投錨するところだったと言う。お互い相知らぬフリッカのオーナーたちが、示し合わせた訳でもないのに、こんな小さな場所に同日、同時刻ごろにアンカリングする確率を考えると全くの偶然とはこういうものか、と驚いたそうだ。
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『セルティック・タートル』 のノース・セイル製フル・ボートカバー。






生地は最高級品の Top Gun 。値段はSunbrella の4倍だそうだ。

(写真はいずれもPSC製434艇中413番目、Celtic Turtle です。)
フリッカ・ホームページ
413 が Leprechaun という名前だった頃の写真 (上から2枚目)