2009年1月21日水曜日

船底のスライム (Video)

オリンパスのキャメラは防水なので水中での撮影も可能。と言うわけで、2年前に塗ったPettit のTrinidad の効果を見てみた。



このスターボード側のハルは22ヶ月前に塗ってから、ただの1度もスクラップ(擦って掃除)していない。赤い部分は付着物が何もないところ。以前に塗っていたInterlux のUltra よりも効果がある。Pettit のTrinidad の銅化合物含有率は70%、Interlux のUltra は66.5%だからその差が出ているのかも知れない。

海水はアリューシャン列島、アラスカ本土、と北太平洋を時計周りに回って来た寒流のせいで、すこぶる冷たい。例え真夏でも、サンフランシスコは無論、南のロサンジェルス、サンディエゴあたりでも、とても日本感覚の海水浴はできない。

ただ、ロサンジェルス(サンタ・バーバラあたりから南と言った方が正確だ)ではダイヴァーと契約して月1回必ず船底をスクラッブしてもらうのが普通なのに対し、サンフランシスコでは全くやらなくても平気だ。やはり400マイルも離れているとスライム(ヌルヌル)やノリなどの付着の度合いがかなり違うと言える。



見ての通りフジツボなど硬いものは一切付いていない。ラダーの赤い部分は比較のため撮影前にブラシでサッサッとなでてスライムを落とした部分。力を入れる必要は全くない。まさに撫でるという感覚。船底管理は至って簡単だ。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
註:下のラベルは「係留」とすべきところ、すべてのビデオを一括して表示させるため敢えて「帆走(ビデオ)」としてあります。ご容赦。
Flicka20_Japan