ギャリーの舞台裏を見るための [ティーク張り完了] 以前の写真の続き。
コンパニオンウェイからVバースまでギャリー下部に横たわった細長いボックスに注目。
通常家(キッチン)でもボート(ギャリー)でも足元は立って作業しやすいようにトウ・スペースと呼ばれる爪先の入るスペースが切ってあるが、ここは逆にその部分が突き出て、上に片足を乗せて作業する形になっている。
実はこのボックス内は合計18ガロン(1ガロンは約4ℓ)の清水タンクだという。このボックス型タンクもロックを外して取り外すことができるようだ。
タンクを外すと観音開きのドアに見えた2枚のパネルが実は2個の独立した収納ボックスだという事が分かる。
これらのボックスもこのようにスライドさせて外すことができる。(手前の1個は既に外した後。)
この写真1枚では配管の詳細が分からないが、一番手前の透明なシリンダーは海水の取水フィルター、それに接続して横になったシリンダーが電動ポンプ、アウトボード側赤いラベルのシリンダー2本はリヴァース・オスモシスによるウォーター・メーカー(海水淡水化装置)、右上のもう1個の電動モーターはこの経路とは別経路の水用らしい。
尚、艇上のバルブは全てブロンズかブラスのボール・コックであるべきだが、中央に見える赤いコックはスルー・ハルではないので甘んじてこのようなゲート式のバルブにしたのかも知れない。
それにしても深いシンクの姿はどこにも見えない。深さ10数センチの浅くて広いシンクでも特注したのだろうか。
(写真は元々ミシガンで建造され、テキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
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