Vバース両舷の棚の転落防止用バー(ストレイク)はオプト・アウトしたのだろうか、付いていない。インテリアのポスト(柱)は1980年代半ばのPSC製に特有の丸い細工を施したもの。しかしVバース上の収納のドアは背丈が高い。当時PSCはまだデザインを模索していたのだろうか。
そのドアに貼ってあるのは金比羅さんのお札のようだ。ドアの右舷側には時計、左舷側にはフレームに入れたフリッカのクロス・セクション(断面図)。
室内のティークはオイル仕上げと思われる。何年も前にニスで仕上げたような跡も見えるが、写真のせいだろう。
フォールディング・テーブルの脚は装着法を変えたようだ。全容が見えないのが残念。キャビン側壁の室内灯は両舷ともにティークで造作されたカスタム品。天井の室内灯もティークのボックス型のようだ。
テーブルを畳んだところ。
アイスボックス前のカボードのドアは後のフリッカのものより小型だ。
ソール(床)は何がしかのカバーで覆ってあるが詳細は不明。
レンジの前の棚の高さはスピーカーに合わせて調整済み。
配電盤の下にクォーター・バース出入り用のティーク製グラブ・バーが装着されているが、ラインやタイを掛けておく場所として便利なようだ。
個室ヘッド内部。
ヘッド後ろのセイル・ロッカー(ウェット・ロッカー)は見ての通りカバーを付けて救命胴衣格納場所となっている。棚に置いてあるのは直流交流(DCAC)変換用のインヴァーター、もしくは陸電取り込み用のACDCコンヴァーターらしい。
(写真はいずれもPSC製434艇中259番、艇名不詳、1983年製のフリッカです。)
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