船内機仕様フリッカの場合、エンジン・アクセス用ハッチがコックピット・ソール(床)の前約2/3を占めている。しかし、1983年末期以降の新型デッキ・モールドで出来たフリッカの場合、後方部分(スターンに近い場所)にはその下の空間に直接アクセスできる便利な開口部は無い。
従ってその空間はエンジン用排水・排気管が通っている位のもので、空間の大部分が活用されず、デッド・スペースになっている。
そこでこのフリッカ [テキサス・ジャック] では後付でハッチを装着した。
このハッチの下は恐らくマリーン合板やファイバーグラス+エポキシで棚や仕切りが作り込まれ、収納スペースになっているのだろう。長期クルーズを予定しているオーナーには一考の価値があるかも知れない。
まだ実測した訳ではないが、開口部 7" x 11"、外周部 10+1/4" x 14+1/4" (" = インチ) の [このハッチ] (左側・ロックひとつ) ならぎりぎり収まりそうだ。(下記註参照)
尚、90年代のフリッカではこの写真のようにエンジン・ダッシボード(計器盤)が埋め込み式になっている。
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後日註: ぎりぎりではなくこの写真に写っているようにちょうど都合良く収まる。この写真のハッチは上のリンク先のハッチそのもの。
(写真はPSC製434艇中、番数未確認、1993年製 Peoria 改め Texas Jack です。)
⇒ フリッカ・ブローシュアのページ (14頁版、8頁版へのリンク有。)