キャビントップ上のクリートも、[コックピット・コーミング上] のクリート同様、全てジャム・クリートだ。
(シングルハンド・パッケージのフリッカではハルヤードやメインスル・リーフィング・ラインを全てコックピットから操作できるようにウィンチやクリートがキャビントップに装着されている。)
セレニティーのキャビントップ、STB側。
各ラインをジャムして留めるとこういう形になる。
外(画面右)からメインスル・ハルヤード、ステイスル・ハルヤード、メインスルの 1st リーフィング・ライン。ステイスルは小さいセイルなのでウィンチなしでも楽に揚げきることができる。
ポート側。
外(画面左)から、ジブ(へッスル)ハルヤード、メインスルの 2nd リーフィング・ライン。
係留中のSTB側。
実際は帆走中でも8の字にヒッチすることが多い(特にハルヤード)。
8の字にするのはジャムの延長だから何の苦労もない。ジャムしてあるからラインが戻ることもなく、悠々と留められる。ジャム・クリートの効用だ。
係留中のポート側。
このポート側は本来なら画面右のクリートをウィンチからのジブ・ハルヤード用に使い、2nd リーフィング・ラインはキャビントップ前方のアイを通して左側のクリートに留めるべきだが、セレニティーではリーフィング・ラインは好みで両舷とも一番内側としている。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・ブローシュア (8頁版)