2010年2月14日日曜日

SF湾の1978年製フリッカ

ヘッドがVバースにあり、セッティー(シート)の長い、オープン・レイアウト型。

両舷ともに(Vバースとセッティー間、Vバースとギャリー間に)ハーフ・バルクヘッド+ポストがある。

Vバースのシェルフ(棚)や両舷ポスト間のニー(knee)付きクロスボードなど、かなりカスタマイズされている。天井も板張りだ。




Vバースの天井も板張りになっているのだろうか。残念ながら確認できる写真がない。




ポート(窓)はファクトリーで付けたブロンズ製ではなく、6個とも白いプラスチック製だったものを後でブロンズ製に取り替えたもののようだ。

78年製なのでコンパニオンウェイはブリッジ・デッキのない、切り込みの深いタイプ。ドロップ・ボードは4枚式だが、一番下の板はスピーカーを組み込むなどカスタマイズして、常時セットしたままのものに改造してある。

ギャリーのアイスボックスの前にドロップ・リーフ式テーブルが見当たらない。





代わりにクォーター・バース入り口に折りたたみ式テーブルを伸ばせるようになっている。(少なくとも最後のオーナーは二人でゆっくり食事を楽しむというタイプではなかったようだ。)

板張りの天井とブロンズ・ポートのディテール。








ポートは少なくとも83~84年頃までは新艇オーダー時に開閉式ブロンズ製(楕円形)か、閉め切り式ブロンズ製(長方形)、または開閉式白いプラスチック製(長方形)か選べるようになっていたようだが、開閉式プラスチック製の場合、後のオーナーがブロンズ・ポートに換装した例は多い。

エンジンは船外機。このフリッカは2008年10月頃、オーナー死去のため、管財人によって売りに出された。ほどなく売れたように記憶しているが、つい先日また売りに出た。1年ちょっとの間に今売りに出しているオーナーがどれほどメンテや改造をしたのかは不明だ。

(写真はいずれもPSC製434艇中、番数未確認、1978年製のフリッカです。)
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