旧HVシリーズ・コンパスの孔に新しいSR-2 コンパスを装着するためのアダプター・プレイトが届いた。
外側の孔4個をHVシリーズのコンパスをバルクヘッドに取り付けていたネジ穴に合わせ、HVシリーズに使っていたネジ(非鉄)をそのまま使用して取り付ける。
シーラントも噛ませた。
旧HVシリーズはコンパス本体を大きい孔に入れた後、バルクヘッドにネジで装着するようになっていた。このため本体が孔に入りさえすれば、孔の中心点から多少上下左右にずらしてネジ止めしても構わなかったようだ。セレニティーでも少しインボード側にずれた形で装着されていたことがこの上下2枚の写真(上=表側、下=裏側)で分かる。
アダプター・プレイトの内側の4個の孔が新しいSR-2 コンパス取付け用の孔なのだが、インボード側の2個はOKでも、アウトボード側2個は完全に大きい孔の上に来てしまう。
しかし、SR-2 コンパスはHVシリーズとちがい、ネジではなくバルクヘッドの表から裏まで突き抜けるプラスチック製ロッドを使って装着する。
球体裏にHVシリーズのようなシリンダー部分も無い。球体は水平に差し込む。
インボード側2本のロッドはバルクヘッドに新しい孔を開けて貫通させた。
アウトボード側は大きい孔の円周の内側にそのまま通す形となった。
ロッドにはネジが切ってあり、同素材のナットを嵌めて固定する。電線は夜間の読み取り用にグリーンの明かりを灯すためのもの。
ロッドはこのように裏のカバーにも通した上でナット締めする。
尚、下の膨らみはSR-2用 [コンペンゼイター(誤差補正)モジュール] を付けるためのもの。コンペンゼイターはエンジン、電気配線、艇の素材など、その艇特有のエレメントによる磁石への影響(指針の東西方向へのブレ)を補正するもの。別売り。セレニティーでは不要なので、そのための孔の拡大(下部の四角)もしなかった。
アダプター・プレイトと本体の間にはコンパスに同梱されて来たパッキンを噛ませる。
今時の新しいカバーは下につけてある紐を引っ張って外すようになっている。
おまけで付いて来たおもちゃの(様な)インクリノメーターはエンジン・ダッシボードの下に付けた。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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