フロリダらしく一見して長期クルージング艇かリブ・アボード艇かという重装備のフリッカ。良く見るとPSC109番艇のポケッツだ。
両舷共にスタンション間に板を渡して黄色いジェリー缶(補助軽油タンク)等を結び付けられる様にしている。
視界の良さそうな直立型のドジャーの後ろに見えるSSパイプはビマイニ用か。その上には専用のブリッジに装着したハード・タイプのソーラー・パネル2枚。コックピット両脇にはスプレイ避けおよびプライバシー確保のためのウェザー・クロース(サイド・カーテン)。
フォアデッキに固定された赤いカバーの下はライフ・ラフトかインフレイタブル・ディンギーと思われる。
トウ・レイルは孔のあるアルミ製でラインを使って物をラッシ(結び付ける)には便利だ。
フォア・デッキの両脇には落水防止用のネット。なるべくフォアに行かなくても良い様にヘッスルはファーリング・ジェノア。
2010年9月にインディアナからフロリダの新オーナーの手に渡り、4年後の2014年8月に売りに出た時は1週間程でマーケットから消えてしまった。果たしてその時直ぐに売れたのだろうか、オーナーが気変わりしたのだろうか。今また yachtworld.com で売りに出ている。
(写真はPSC製434艇中109番 Pockets、旧名 Mithril です。)
⇒ フリッカのスペック