

80年代半ばまでは洩れなくこの円柱型。90年代は例外なく角柱型になる。

80年代後半はいわば過渡期で、ハンド・ポストも、アイスボックスの蓋も、どちらにするかオプションで選べたようだ。

バルクヘッドの箱は、コックピットから見る風向、風速、艇速、各計器の裏をカバーするためのもの。
クォーター・バースのテーブルについては [こちら] と [こちら] を参照。

このカバーも90年代ではスタンダードのようだが、80年代後半ではオプションのようだ。
1984年製のセレニティーではまだこのカバーはなく、デッキの一等外側の幅7~8cmのブルワークの裏側が溝になって上に伸びている様子が直に観察できる。
***
ちなみに売り主のロンはトゥーカンの4代目オーナー。2005年7月に購入し、5年間で約1000マイルのパシフィック・ノースウエスト・クルージングやデイ・セイリングを楽しんだという。売れたら当面カヤック、バックパッキングなどの人力旅行を楽しむ積もりらしい。
(写真はいずれもPSC製434艇中340番 Toucan です。)
⇒フリッカ・ホームページのデータ・ベースにある同艇の詳細