4年前 [ミスリル] として売りに出ていた艇だが、また10日程前にマーケットに戻って来るなり1週間経たぬ中に売れてしまった。$25,000 が程良い価格だったのだろう。
このメイン、ジブの両セイルを始めここ4年間に前オーナーのアップデートしたものは少なくない。
コックピット横やサイド・デッキへの出口部分に見えるスプレイ・ガードは波高3フィート以上の海面を上り(クロース・リーチ~クロース・ホルド)で帆走する時多いに効果を発揮するだろう。
サイドデッキへの出口部分のガードにはポケッツの名前が入れてある。
ドジャー、セイル・カバー等のキャンヴァス類も新調した。
ライフラインの一等フォア部分にはセイフティー・ネットを張り、その後ろ、1本目と2本目のスタンション間にはセイフティー・ボードが装着してある。
他艇より20cm以上高いドジャーの骨組み自体は以前から在ったもの。
これだけ手を入れながら僅か4年で手放すのは辛いことだったかも知れない。
しかしフリッカはこの様にして代々のオーナーからメンテ、アップデートを受けながら生き続ける。新オーナーにも大切にされる事だろう。
(写真はPSC製434艇中109番 Pockets、旧名 Mithril です。)
⇒ フリッカのリグ