2012年9月30日日曜日

モトゥからルーミンへ

サンタ・バーバラで売りに出ていたノー’スター(ノーススター)製最後のフリッカ、モトゥが新しいオーナーの手に渡った。

新オーナーは同じサンタ・バーバラの住民で、スリップもこの写真の向かいの列に移動させただけ。

艇名はこの新オーナーの孫娘の名前を取ってルーミンになるそうだ。










新オーナーは長い間フリッカを探していたが、結局地元のこの艇に落ち着いたそうだ。オーナーいわく、自分がこの艇を見つけたというより、この艇が自分を見つけてくれた、と言う感じだそうだ。分かるような気がする。

サンタ・バーバラにはこの艇を入れて、合計4杯(Nor'Star2艇、PSC2艇)のフリッカが居ると言う。しかし一番短いスリップは全長22フィートまでの艇しか係留できないので4杯ともバウスプリットを [格納式] にして収めているという。

(写真はNor'Star製フリッカ20艇中20番目 Lumin、旧名 Motu です。)
フリッカ・ホームページのフリッカ登録データベース "Motu"

2012年9月29日土曜日

レイディー・バグ インテリア・フォアワードの様子

ここもティークのトリム等、エピファン塗装で居心地良さそうなスペースになっている。

1979年製にしてはキャビン・ソール(床)のティークもまだきれいな状態。







画面左、シンク下のドアのパネルがソリッドのティーク・パネルではなく、籐の編み込みのような風通しの良いものになっている。このようなドアはこの艇だけではないのできっとファクトリーのオプションにあったのだろう。

テーグルを立てたところ。

83年前期まではこの様にギャリーのコーナーにコンプレッション・ポストが無い。



Vバース左舷の読書灯は自分で移動したのか棚の下に付けてある。








(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ。(全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック。)

2012年9月28日金曜日

レイディー・バグ ギャリー

ここもエピファンできれいにメンテされている。

コンロの上に置いた、まな板兼用の新しい蓋が目を引く。

その周辺にはティークと思われる自作らしき木のトリム。



プル・リングもアイスボックスのものに合わせてある。









画面のエレクトロニクス、左はVHF。棚に付いているのは昔懐かしいカセット・デッキのようだ。

左のおじさんの手がむさ苦しいが、実は板の下は収納スペース。

コンロは無い。





セレニティーのようなギンバル式プロパン・ボンベのコンロか、普通の卓上型ブタン・コンロを使っているのだろう。

(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
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2012年9月27日木曜日

レイディー・バグ コンパニオンウェイ内側

インテリアもシーリングを除きエピファンを塗布してきれいな状態。

シーリング(天井)は杉板に張り直してある。

張り直した時の様子は [こちら]





バルクヘッドは1~2層塗っただけのようだが、下地の準備が良くなく大部分が黒ずんで見える。

スターボード側クォーターのウェット・ロッカー的スペースにはインテリアの白に合わせたパネル(カバー)が付けてある。



このように取り外し可能だが、外したパネルはどこに置くのだろう。








(写真はいずれもPSC製434艇中071番 Lady Bug、旧名 Tern です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2012年9月26日水曜日

レイディー・バグ コンパニオンウェイ

レイディー・バグのメイン・ハッチはエピファンを塗布してきれいに [メンテされている] が、その下の差し板も同様。

この時代の差し板は3枚組みだが、真ん中のものは虫除けスクリーンを差し込んだ夏用の自作品。





こちらはファクトリーのスタンダード品。










左舷側には今年6月に内側から見た [バルクヘッドのポートライト] が見える。

(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
フリッカ・データベース

2012年9月25日火曜日

レイディー・バグ 上架

ニューヨークの [レイディー・バグ近影] シリーズの続き。

今回は主に内観を見ていくが、その前にオン・ザ・ハード(陸置き)の様子。

異常に前傾した立て方。ステムにスタンドを1本仕込んであるとは言え薦められない。





土地柄を反映してフォアとスターンのプルピット・レイルやスタンションを使って、デッキ上に冬篭り用のシートを被せるための骨組みをセットできるようになっている。

下の写真はブラウネル・スタンドの林立する別の場所での撮影。

PSC初期艇(1977~79頃)の特徴の良く出たトランサムのコンフィグ。








右舷側に見えるのはバックステイ・チェインプレイトの役割を果たすミニ・バンプキン。オフ・センターのバックステイだがパフォーマンスには左程影響しないようだ。昔の外付けラダーのセイルボートには良く見られる。

喫水線ぎりぎりのところに見えるのはコックピット・ドレイン(排水口)。追い波の時はここから水がコックピットに逆流する場合があるので、83年後期以降のデッキモールド改訂を機に、コンパニオンウェイ下のハルから水中に排水するように変更された。

これは左舷側ギャリー・シンクからの排水口。










(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
フリッカのスペック

2012年9月24日月曜日

ウィラ 内観

一昨日見た1979年製マーガリットの内観とこの1980年製ウィラの内観はそっくりだ。

マスト下アーチに見られる剥き出しのデッキ・ハードウェア装着方法も同じ。






この時代のマスト・ステップ(ターバナクル)がどのようになっているかと思い [9月15日][16日] のトゥレターの外観を見てみたが、フォアワード・ハッチのアフト側、センターラインの両側に2ヶ所バックプレイトを付けて設置しなければならないものは何も無い。しかしマスト・ステップは何がしかの方法で固定する必要があるのでやはりそれに関連したハードウェアであることは想像が付く。

実際に艇に足を運んでどういう構造になっているか確かめてみたいものだ。

(写真はPSC製434艇中137番 Willa です。)
フリッカのリグ

2012年9月23日日曜日

ウィラ 上架

ウィラはニューヨークの [ロング・アイランド] で1980年新艇を購入したオーナー、ボブが32年間愛して止まなかったフリッカだ。

北側のロング・アイランド・サウンドで毎年夏フリッカの仲間たちを招いてヨット・クラブでのディナーを含むフリッカ・ランデヴーを主催していた。

自宅裏に上架されたウィラ。










ボブが最後にアメリカのヤフー・グループに書き込みをしたのは4月9日。いつもの元気な様子だったが、その後しばらく音沙汰がなく、その後息子から5月18日に亡くなったとの投稿があった。

ということでウィラは今売りに出ている。32年間一人のオーナーが持っていたワン・オーナー・フリッカは他に聞いたことがない。しかしボブの場合はヤフー・グループでも長年のオーナーということだけでなく温厚な人柄や適切なアドヴァイスで知られていた。今年の夏は例年のランデヴーの代わりに、仲間で追悼ディナーが行われた。

(写真はPSC製434艇中137番 Willa です。)
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2012年9月22日土曜日

マーガリット 内観

個室ヘッドが無く、広々としたオープン・レイアウト。

このセッティーに大人一人がゆっくり横になれる。









Vバース上の収納はドアが一つしかなく、後期フリッカのものより小型に見える。

アーチ下のコンプレッション・ポストも無いのでその分室内スペースが広く感じられる。






フォアワード・ハッチの右舷側にあるのは後付けの室内灯のようだ。

マスト下のアーチにはハルヤードやリーフィング・ラインをコックピット前まで引くためのデッキ・オーガナイザーが見える。



しかしバック・プレイトとナットが剥き出しになっている。1979年頃はこれがファクトリー仕上げだったらしい。

クリックして拡大しないと分からないが、ハッチ・アフト側にバックプレイトとナットのセットがさらに二組見えている。これは一体何なのだろう。マスト・ステップのターバナクル(マスト受け)なら後期艇のようにセンターに1個で良いはずだが。

後日註: 尚、この艇は昨年夏まで [イヤラス] と呼ばれていた艇であることが分かった。

(写真はPSC製434艇中 087番、1979年製 Margalit、旧名 Eros です。)
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2012年9月21日金曜日

マーガリット 上架

チェサピーク湾に面した [ヴァージニア州アーヴィントン] のマーガリット。

フリッカは陸上で見てもきれいだ。











そのハルは無数のライン(直線・曲線)の組み合わせのバランスが絶妙で、切れが良く、小気味良い。

ボートというのは見た時の感じと乗った時の感じが一致するものだ。








慣れてくるとラインズ・ドローイング( [一例] )に描かれたラインズ(線)で艇の特徴、艇のパフォーマンスが読み取れる。

ちなみに上のリンクの線図は [この重量艇(タグ)] のもの。

後日註: 尚、この艇は昨年夏まで [イヤラス] と呼ばれていた艇であることが分かった。

(写真はPSC製434艇中 087番、1979年製 Margalit、 旧名 Eros です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2012年9月20日木曜日

セレニティー 9月15日土曜日の風 (Videos) 3

反転してスターボード・タック。



逆潮となり艇速は一気に4.1ノットに落ちる。潮速はちょうど1ノット位という計算。



南行は少しブロード・リーチ気味なのでクロースホルド気味の往路北行より乗り心地が格段に良い。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・データベース

2012年9月19日水曜日

セレニティー 9月15日土曜日の風 (Videos) 2

ルーワード(風下)の様子。



風15~16ノット。ダブル・リーフしたメインを少しシート出しした。順潮なので対地艇速は6.2ノット。



セイルをリーフしトリミングすることによってセイルと風とのバランスが取れているのでセレニティーはティラーを握っていなくても直進する。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ブローシュア(14頁版)

2012年9月18日火曜日

セレニティー 9月15日土曜日の風 (Videos)

この日は2:00PM出航。約25分後マリーナの外に出ると予想通り西風がビルドアップしていた。9月中旬だが、まだ夏と同じパターンだ。

しかし来週のことは分からない。この時期シーズンの終わり(昼間の風がまったく無くなる)は毎年突然やって来る。



西風13.8~14.2となったのでメインをダブル・リーフして北行中。



バウ・ウェイヴ。風による波は1~2フィート。この海域では高い方だ。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
いつも活発なUSヤフー・フリッカ・グループ

2012年9月17日月曜日

トゥレター 内観

室内のクッションは現オーナー、先代オーナーのどちらが新調したのか分からないが、[先々代の時] と変わっている。

興しろいのはギャリー周り。











テーブルに注目。以前無かった折畳み式のイクステンションが付いている。

テーブルを立てて水平にし、下に脚を差し込んでサポートするまではファクトリー製と同じ。





その後蝶番で付けたトップ部分の1枚をアフト側に裏返して水平に延ばし今見えている四角い板中央の穴に脚を立てるとテーブルが2倍の広さになる。

画面左側の引き出しやシンク下スペースのドアにも従来の取っ手とは別にそれぞれメタルの取っ手を装着して開きやすいようにしてある。見掛けよりも実用を大切にしたようだ。

ギャリー隣り、クォーター・バース入り口にもテープル(カウンター・トップ)が建つ。






通常は折畳んでギャリー横に倒せる。クォーター・バースのクッションは外して物置きとしてのスペースを大きくし、完全にクルージング・モード。これだと清水タンクへの水の注入も楽だろう。

(写真はPSC製434艇中 066番 Tuuletar、旧 American Pie です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2012年9月16日日曜日

トゥレター 外観 3

79年製なのでスライディング・ハッチもブリッジのある旧式。ハッチを格納するシーフッドはない。

ポートライトは前二つがブロンズ製開閉式。後ろ一つはSS製の閉め切り型のようだ。






ただポートライトは以前のオーナー時から何も変わっていない。

スターン・プルピット・レイル両舷に装着のプロパン・タンク。これらも以前から付いていた様子。





プロパンはこれだけあれば毎日3回使っても1~2ヶ月はもつだろう。安心してクルーズ出来る。

こちらは現オーナーの仕事。コーミング・トップにノン・スキッドを張り、ウィンチ、スタンション装着のシーブ、及びラインを新調。


比較的短期間(1月~2年程)の特定の目的のために艇を購入、できるだけその目的に合った装備の艇を購入した上で、アップデートすべきはアップデートし、目的達成後すぐに売ってしまう、というのもオーナーシップの一つの形のようだ。フリッカは艇価も維持しやすいのでそういう乗り方にも適しているかも知れない。

(写真はいずれもPSC製434艇中 066番 Tuuletar、旧 American Pie です。)
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2012年9月15日土曜日

トゥレター 外観 2

アンカーは [以前のCQR] からブルース・アンカーに代わっている。

ブルース・アンカーはそれに合ったアンカー・ローラーを装着すれば( [例1] [例2] ) プラットフォームに引き上げられ収まりも良い。



このように吊るした状態でセイリングするのは勧められない。

ハウス前面には黄色のジェリー・キャン(ポリ・タンク)が二つ。

船内機用燃料(軽油)の補助タンク、容量は計約10ガロン。








ハウス前面の傾斜に合わせて台座も角度を付けて設置してある。上部はアイに通したバンジー・コードで固縛。しかし強風時の帆走などではこれでも不安だ。

ブルース・アンカーも補助タンクも、地元のサン・ワン諸島やピュジェット・サウンドのクルーズ用に設定したのだろう。



当海域クルーズの目的を果たしたので売りに出したということか。

(写真はPSC製434艇中 066番 Tuuletar、旧 American Pie です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2012年9月14日金曜日

シアトルのトゥレター 外観 1

バウに艇名が独特のレタリングで記されている。 Tuuletar と読める。アイリッシの名前だ。

しかしシュラウドに渡した帆船のラトリンズ風の梯子に見覚えのある人もいるだろう。同じ1979年製なのでこの艇が以前 [アメリカン・パイ] と呼ばれていた066番艇であることはまず間違いない。

2年半でまた同じブローカーからマーケットに出て来た。









ちなみに奥隣りに係留してある艇は [トゥーカン] で、こちらは新オーナーがサン・ワン諸島のクルーズを終えてすぐに(1年未満で)売りに出された。

***

さてトゥレターだがここ2年半の間に現オーナーがいくらか手を加えているのでそれらを見ていこう。

先ず、左舷クォーターに在った海面からの [乗降用ラダー(梯子)] が外され、代わりに太いラインが1本吊るしてある。これでもディンギーへの乗降時には充分ステップの役割を果たしてくれるようだ。マリーナ係留なら以前のような乗降用ラダーは日常無用の長物で、この変換でコックピットへの出入りも随分楽になったはず。

(写真はPSC製434艇中 066番 Tuuletar、旧 American Pie です。)
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2012年9月13日木曜日

ウィスパー 9月8日土曜日の風 (Video)

機走で真上りの帰港時に隣のマリーナから出てきたばかりの赤いハルのボートと出会う。



何やら手を振っているので良く見ると182番艇 [ウィスパー] のマイケルだった。

ワーキング・ジブとシングル・リーフのメインで快走している。2:30PMなのでちょうど西風がビルドアップし北へ行くには絶好の頃合だ。

ウィスパーから写した帰港時のセレニティー。
















(ビデオはPSC製434艇中182番 Whisper、写真は295番 Serenity です。)
フリッカ・データベース

2012年9月12日水曜日

セレニティー 9月8日土曜日の風 (Videos) 2

ジャイブして北行中。



ヘルムを執っているのはゲストのカート。



再びジャイブしてヘルムはジャリッドの手に。

若者たちとセイリングするのも楽しい。次世代の人々にセイリングの楽しみを渡していけたらと思う。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2012年9月11日火曜日

セレニティー 9月8日土曜日の風 (Videos)

この日早めの12:30PM に出航にも拘わらずマリーナのアクセス・チャネル線上に良い風があったのでそちらに向かう。



ゲスト2人を乗せ、シングル・リーフのメインとフル・ジブで南行中。約12ノットの風。



風がさらに上って来てダブル・リーフ。リーフの締めが甘い。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのリグ

2012年9月10日月曜日

セレニティー エンジン シリンダー・ブロックのジンク交換 2012

エンジン・ブロックのジンク(防蝕亜鉛)も交換した。以前1年に1度交換していたジンクだが今ではエルボーの掃除に合わせて2年に1度。

画面右からこれから装着する新品ジンク、今回外したジンク(2年使用)、前回外したジンク(1年半使用)。




ちなみに前々回外したジンク(1年ちょっと使用)は [こちら] 。こうやってみると蝕われて無くなった部分に殆ど差はない。3年位でも平気だろうが、このジンクは安価で、かつメンテのついでということもあるし、これからもエルボーの掃除に合わせて交換するつもり。

画面左側、新しいジンク用の紙のパッキンにシリコン・グリースを塗って装着準備完了。






例によって外したジンク(画面右側)はプレイトごと家に持ち帰り自宅作業で新しいジンクを取り付け画面左のセットのようにいつでも交換できる状態にしておく。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのスペック

2012年9月9日日曜日

セレニティー ミキシング・エルボーの掃除 2012 3

エンジン本体の方も忘れてはいけない。

排気口内に結構なビルドアップが見られる。










先ず口の周辺部をきれいにした。内部はまだ手付かずの状態。








かなり取れたが、まだ上にビルドアップが残っている。









スペース上、頭を突っ込んで見ながら作業する訳に行かないのでキャメラがあると大助かり。

上方にまだ少し残っている。











ブラシで中から外に向けて擦り、ススを出し続ける。









まあ大体こんなものか。

この後もう少し仕上げをして終わり。






銀パラの付いたガスケットを挟み、エルボーを装着して作業完了。それにしてもこの銀パラの錆び止め効果は抜群。

エンジン本体のススの量はこの程度。










(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2012年9月8日土曜日

セレニティー ミキシング・エルボーの掃除 2012 2

今日は筒の反対側から見た写真。2009年 [第1回目の様子] とも見比べられ度。

清掃前。

水が外管から入ってきて内管に当たり管の冷える辺りにススのビルドアップがある。




清掃後。

こちらのエンドは水が排気とミックスされて出てくる方なので、少し錆びの赤みが見られる。




別アングル。

反対側から入って来る光が見えるだろうか。







クロース・アップ。

キャメラ・レンズの汚れで染みの様に見えるものは無視され度。





これはスペアの新品。












今回取り出したススの量。











(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2012年9月7日金曜日

セレニティー ミキシング・エルボーの掃除 2012

9月2日日曜日、2006年に新エンジンに換装後3回目のミキシング・エルボー清掃を行った。

前回 [第2回目の清掃] からちょうど2年(92.75時間)。








ススの付着はちょうど予想した程度。ほぼ全体的に厚さ2~2.5mm位。







金棒、先のフラットなねじ回し、さらにプラスティックのブラシで清掃した後。







反対側、ちょうど外管に水の入って来る辺り。内管にはこのように膨らみが作ってある。






筒の反対側からの光が見えるだろうか。










丸々6年半(約442時間)使用した訳だが、まだ永久に使えそうな感じがする。

参考までにこちらは掃除の際にいつもレファレンスとして手元に置いているスペアの新品エルボー。





ちなみに初回清掃は新エンジンに換装後2年、稼動193.25時間の時に行った。2回目はそれから2年5ヶ月、155.75時間経過後、そして今回は2年、92.75時間でのクリーニングだ。

稼動時間数が減っているのは何が何でもSF湾セントラル・ベイでセイリングという遠出が極めて少なくなり、いつも殆どホーム・ヴェニューのサウス・ベイでセイルしているため。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連の物です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧