ニューヨークの [レイディー・バグ近影] シリーズの続き。
今回は主に内観を見ていくが、その前にオン・ザ・ハード(陸置き)の様子。
異常に前傾した立て方。ステムにスタンドを1本仕込んであるとは言え薦められない。
土地柄を反映してフォアとスターンのプルピット・レイルやスタンションを使って、デッキ上に冬篭り用のシートを被せるための骨組みをセットできるようになっている。
下の写真はブラウネル・スタンドの林立する別の場所での撮影。
PSC初期艇(1977~79頃)の特徴の良く出たトランサムのコンフィグ。
右舷側に見えるのはバックステイ・チェインプレイトの役割を果たすミニ・バンプキン。オフ・センターのバックステイだがパフォーマンスには左程影響しないようだ。昔の外付けラダーのセイルボートには良く見られる。
喫水線ぎりぎりのところに見えるのはコックピット・ドレイン(排水口)。追い波の時はここから水がコックピットに逆流する場合があるので、83年後期以降のデッキモールド改訂を機に、コンパニオンウェイ下のハルから水中に排水するように変更された。
これは左舷側ギャリー・シンクからの排水口。
(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
⇒ フリッカのスペック