2009年4月29日水曜日

1GM10 エンジン・ブロックのジンク交換

毎年恒例のジンクの交換。いつも60-70時間しか経っていないが、とにかく交換することにしている。

向かって右側の列が外したばかりのジンクのセット。






下からジンク、ゴムのウォッシャー、紙のパッキン、金属プレイト。(金属プレイトの両端の孔はエンジン本体への外からのネジ止め用。そのネジは写っていない。ジンクの中心部にはネジが付いていて金属プレイトの真ん中の孔に入れて外側からナットで止める。そのナットも写っていない。)

ジンク、ゴムのウォッシャー、紙のパッキンは使い捨て。金属プレイト、および写真に写っていないネジ2本とナット1個は繰り返し使う。

左側の列はこれから付けるセット。セレニティでは金属プレイトもこのようにスペアを持っていて交換時交代で使う。理由:以前金属プレイトをはさんで古いジンクのネジと外側のナットが固く噛み付き、外すのに苦労したことがあるから。今回は簡単に外れたが、このようにスペアのセットを用意していれば、エンジンはまたすぐ使えるようになる。(ジンク、ナット、金属プレイトは家に持ち帰って万力に据えてゆうゆうと外す。)

これから付けるセットを組み立てたところ。チューブはシリコン・コンパウンド(シリコン・グリース)。


これを紙パッキンの両面に塗ると水漏れを極力抑えることができる。(塗らない場合、すぐ海水が染み出て垂れる。また染み出た海水が乾いて塩が吹く。)

シリコンの効果は抜群だが、欠点がひとつ。1年後にエンジン本体から外すときにぴったりくっつき過ぎて外すのに多少苦労する場合がある。(*)

脱着は手が入りにくいスペースなので回りの電気のコードを外して作業。




スパナはエンジンに付いてきた一番短く小さいものが合う。(短くないとこのスペースでの取り回しができない、また装着時にネジをきつく締めすぎてしまう危険性がある。)外のネジ2個は小さい方の口で、真ん中のナットはセットをエンジン本体から外した後に緩め、また新品のセットを取り付ける前の準備段階で締めれば良いが、大きい方の口で。
* 後日註: その後毎回何の問題もなく簡単に外れているのでシリコンのせいでは無かった様だ。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
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