レイディー・バグのリーフィング・ライン2本はファクトリーのシングルハンダーズ・パッケージか、アフター・マーケットで自分で付けたものかどうか分からないが、ともかくキャビントップを這ってコックピット前まで引っ張られている。
両舷ともにウィンチのフォアには2連のロープ・クラッチ。
これらは無論後付け、または換装品。
ロープ・クラッチがあるのでウィンチのアフト側にクリートは無用と言えば無用。
ところがウィンチのフォアにちゃんと2本付いている。しかし、このレイアウトでは使い難いのではないか。クリートはやはりウィンチのアフト(操作する者の手前)にあった方が力学的観点から自然で使いやすいと思う。
ポート側にも1本だがウィンチのフォア側にクリートが装着されている。
これではやはりクリートやウィンチの有用さを100%引き出せるのか疑問。ハンドリングも難しい。もしかしたらこれを付けたオーナーが左効きだったのかも知れない。
(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
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