2011年8月14日日曜日

コックピットのラザレット

ヴァージニア州 [ランカスター] に係留中のイヤラス。1979年製4月にハルが完成した初期フリッカだ。

ドックは浮きドックではない。以前も書いたが東海岸と五大湖地方にはこの手のドックがまだ方々にあるようだ。




この艇は船内機仕様ながら、コックピット後方にラザレット(収納)が設置してある。






船外機仕様では同所にガソリン・タンク収納用としてファクトリーで設置したものが多いが、これは両脇のファイバーグラスの出っ張り部分にトップ(蓋)を乗せるようにはなっていないので後付け品と見受けられる。海具その他の収納用としての実用性もさることながら、ちょっとしたテーブルとしても使えそうだ。追波などでコックピットが浸水した場合に備え、コックピットの容量を少なくすることにも貢献している。

(写真はいずれもPSC製434艇中087番 Eros です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ。(全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック。)