2015年6月30日火曜日

セレニティー 6月27日土曜日の風 (Video)

夏らしくない夏の続くSF湾。気温は高く日差しはきついが風が無い。



東風4.5~5.2ノット、対地艇速1.5~1.7ノットで北に向かう。

ベター・ハーフは月曜に右目の白内障手術が待っているので休み。術後の回復待ちや新しい眼鏡の調整等で8月初旬まではセイリング出来なさそう。

コックピットに置いてある緑色のクロックスは帰港時にやけどする様に熱いコンクリート・ドックに降りるためのもの。乗船時は素足。この日は日焼止めを塗るのを忘れたため足が真っ赤になった。グラブを付けるのも忘れたため手も真っ赤っ赤。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ニューズレターのページ

2015年6月29日月曜日

ワシントン州のホヌ On Trailer

マリーナのヤードで運送業者のトレイラーに乗っているところ。

HONU の名は緑色で描かれている。










きれいな室内だがこの写真は12年前の撮影なので現況は不明。







手前にマリーン合板で自作したらしい双眼鏡入れが見える。

(写真はPSC製434艇中347番目 Honu です。)
フリッカ・ホームページ

2015年6月28日日曜日

ワシントン州のホヌ

ホヌ(Honu) という名のフリッカは [フロリダにも居る] が、これは別艇。ホヌとは『緑色の亀』の事なのでグリーンのハルのフロリダのホヌの方が名前にピッタリ。(尚、フロリダのホヌは旧名のセルティック・タートル、レプリコーンにおいても共にグリーンという色のテーマを通している。)

いかにもパシフィック・ノースウェストらしい景色を背に錨泊中。

この艇もさすがにセイル・カバーの色はグリーン。


今シアトルで売りに出ている。

(写真はPSC製434艇中347番目 Honu です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2015年6月27日土曜日

フロリダ州イーグル・ハーバー 黄色いハルのフリッカ

1週間程前、フロリダはイーグル・ハーバーのムーアリングに係留した黄色いハルのフリッカ。同ハーバーを母港としている別のフリッカのオーナーが撮影したものでUSヤフー・フリッカ・グループにポストされた。

[此処] も外洋と繋がっているICW(イントラ・コースタル・ウォーターウェイ)の一部。



干潮時らしくドックのパイル(柱)が高く写っている。

黄色いハルのフリッカは多くない。もしかしたら [ノウマッド] かも知れないと思ったが、ポートライトの形が違うので別艇。そう言えばビンガムのパートナーだったケイティー・バークの旧 [ジブシー・ロウヴァー] (リンク先のブロウシュアーの4、10頁参照)も黄色だった。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名共に不詳のフリッカです。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2015年6月26日金曜日

セレニティー 出航前

6月20日土曜、出航前の作業記録。先ず燃料タンクにいつもの方法で軽油を4ガロン補給してメーターが Full の点の真ん中を指す様にした。続いて2個のバッテリーに蒸留水を補給。

#1バッテリーのアフト側4孔。補給前。










[前回] からちょうど9ヶ月経過。レベルは極端に下がってはいないが、早めに補給するのにちょうど良い時期と思う。

補給後。













同バッテリー、フォア側3孔。補給前。










補給後。ピンボケ御免。











***

#2バッテリーのアフト側4孔。補給前。










同3孔、補給後。












同バッテリー、フォア側3孔。補給前。










同、補給後。












今回の蒸留水補給は各バッテリー約250cc。前回の約半分づつで済んだ。

***

ジブ・シート・ブロック用コター・ピンの交換。

交換前の伸びたピン。







新しいピンに交換後。












***

この後、ビルジに溜まっていた3クォーツ(約3ℓ)の水を雑巾に含ませて除去した後出航。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
www.yachtworld.com SEARCH ボタンの上の欄に Flicka と入力、検索するとリストアップされます。

2015年6月25日木曜日

セレニティー 6月20日土曜日の風 2 (Videos)

タックして針路を北西に取る。



風8~9ノット、ガスト11ノット。しかし風のあるのは依然この帯状の海域だけでそのすぐ外にいるケッチは真っ直ぐ立ったまま動かない。



風帯域の北辺が少し北へ伸びて風も西寄りとなったので針路を北に取る。どこまで行けるかと試してみたがやはり風はビルドアップせず、みるみる落ちて行く。結局この日はタックやジャイブを繰り返し、風帯域を南東・北西に往来することに終始。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのリグ

2015年6月24日水曜日

セレニティー 6月20日土曜日の風 (Videos)

この日ドレッジング(浚渫)作業は休みにした様で浚渫船の姿が無い。沖合いにバージが泊めてあるだけ。



1:40PM頃だがマリーナ北方は殆ど無風。かろうじてマリーナのアクセス・チャネルに沿って東に伸びる海域に4~5ノットの風があったのでその帯に入って東南へ向かう。この日は2週末来れなかったベター・ハーフも乗艇。(予報では午前は西南西の風8~13ノット、午後は18~23ノット、ガストは32+ノットだったが、今年の予報は全く当てにならない。予報も予報だが6月も下旬に入ろうというのにちゃんとした夏風の吹かない今年の気象がおかしい。いったいどうなっているのだろう。)



暫くして風7~8ノット(対地艇速3.9ノット)、ガスト9+ノット(艇速4.2ノット)となる。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのスペック

2015年6月23日火曜日

SFベイのフリッカ シャーロット・モウリス その他

バウに見えるジブ・ファーラー [Schaefer 750 ] は新品。

ドジャーの手摺りを利用して搭載した 100W ソーラー・パネル。








ソーラー・パネルを外した状態。

このドジャーも新品。








スターン装着のモニター・ウィンドヴェインと船外機(トーハツ6馬力)。

尚、写真は無いがVHF はIcom、またアンカーは土曜日に見たプライマリー・アンカーの [CQR] の他、ブルース・アンカー1本、デルタの様なプロウ・タイプ・アンカー1本、計3本を搭載しているそうだ。






(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1978年製 Charlotte Moris です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2015年6月22日月曜日

SFベイのフリッカ シャーロット・モウリス オン・ザ・ハード

この艇は2年前に上架し船底塗料を塗ったという。本日トップの写真はその時のものだろうか。全体的に大掛かりな点検・整備を行ったらしい。艇の電線もその時新品に換装したそうだ。外洋志向の特別な装備品はまだ付いていない。

それどころか、マストやスタンディング・リギング、バウスプリットやプラットフォーム、さらにラダー、ティラーも外されている。



*** 以下、室内写真。 ***

初期艇なのでマスト下のアーチをサポートするコンプレッション・ポストは無い(構造的、負荷的には全く問題無し)。



ポートライトは改装し、その時一等前のペアのみ開閉できるタイプに換えた様だ。その装着用にティークのスペイサーを入れて壁の厚みを増している。個室ヘッドの無いオープン・レイアウト型だが、Vバースにポータ・ポティーなどのヘッド(WC)が見えない。

通常2口コンロが座っている場所にはギンボルに載せたオライゴの非圧式アルコール1口コンロ。新品だそうだ。




その下の引き出しや収納ドア、並びにシンク下スペースのドアには通常のティークの取っ手ではなく、ノブが付いている。ボトル・ホウルダー付きのシンクの蓋は自作だろうか、ユニーク。まな板にもなるのだろう。

クォーター・バースはコックピット・クッションその他の収納スペースになっている。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1978年製 Charlotte Moris です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2015年6月21日日曜日

SFベイのフリッカ シャーロット・モウリス 帆走


メインスルは無論、ジェノアも紫外線保護帯だけではなくセイル全体がタン・バーク色。






トランサムも同色だから遠くからでも直ぐにこの艇だと認識出来るだろう。

赤いゴールデン・ゲイト・ブリッジまで同色に見えてしまいそうだ。








この艇は昨日見た Monitor ウィンドヴェインに加え、Raymarine のオートパイロット ST2000+ も装備していると言う。水深・スピード・水温計も Raymarine。また Garmin のレイダー、チャート・プロッター 741 xs は新品だそうだ。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1978年製 Charlotte Moris です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2015年6月20日土曜日

SFベイのフリッカ シャーロット・モウリス

6月13日 craigslist で売りに出たもう1艇のフリッカ。船外機仕様の1978年製(船籍番号中の1987 は製造年とは無関係)。

マストもセイル・カバーと同じタン・バーク色。

同じ1978年製 [レッド・フェザー] のスパーズ(マスト、ブーム)も同色。


当時はこの色もオプションとして存在していたのだろう。当然と言えば当然だが同じ1978年製でもケアの仕方で艇の状態がこんなに違う。

クリッパー・コウヴに錨泊中の同艇。

ドジャー、フェンダーだけでなくトランサムも同色。

 
前後のプルピット・レイルは1段式だがライフラインは2段。ドジャーのサイド・トップにはハンド・レイルが付けられ、レイダーやモニター・ブランドのウィンドヴェインも装着されている外洋志向の艇だ。メイン・ハッチがスライドして入るシー・フッドはブリッジの3本ある旧型ハッチを格納するために背が高い。良く見るとコンパニオンウェイ両横のバルクヘッドにはティークが張られている。

スターンのポール・マウントのレイダー、クロース・アップ。








メンテ状態は全体的に極めて良好。$19,500。かなりお買い得。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1978年製 Charlotte Moris です。)
フリッカ・データベース

2015年6月19日金曜日

SFベイ(イースト・ベイ)のフリッカ

6月13日朝、サンフランシスコの craigslist でフリッカがたまたま2~3時間違いで2艇売りに出された。これはその中の1艇で船内機仕様艇。モニター・ブランドのウィンドヴェイン付き。

ベイ・ブリッジ東側の北隣り、エメリーヴィル沖の様だ。










微風だが、揚げたヘッスルは何と小判のステイスル。ステイスルもメインスルも古びておらず、セイル・マークからも明らかにファクトリー出荷時のものではない。

室内スターボード側。

個室ヘッド付き。

コンパニオンウェイのステップはカスタマイズされている様子。












ポート側。

ポートライトは陸上競技場トラック型楕円形。コンプレッション・ポストも円柱形。


外観・内観から1983年後期~84年頃のフリッカだが比較的安価な$18,500で出されている。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名共不詳のフリッカです。)
フリッカ・ホームページ

2015年6月18日木曜日

セレニティー 6月13日土曜日の風 3 (Videos)

ゆっくりジャイブして西に向かっている。



行き帰り共に北風5~6ノットで対地艇速2ノット、風9ノットで3.2ノット程。



ジブの木製ブームに付いているべイル(U字型金具)に装着したジブ・シート用ブロックの円形コター・ピンが伸びてしまっている。恐らくいつかのセイル・カバー着脱時に先が引っ掛かったのだろう。そう言えばそろそろバッテリーにも純水を補給する時間だ。エンジンの運転積算時間から見て燃料もタンクの半分近くになっているはず。来週末出航前に一括して面倒をみよう。

*** 付録 ***

ドゥレッジング進行状況。



出航時撮影。一週間前はマリーナの外、3、4番のマーカー付近だったが、当週末は入り口に近い5、6番のところを浚渫(しゅんせつ)中。



帰港時撮影。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ニューズレターのページ

2015年6月17日水曜日

セレニティー 6月13日土曜日の風 2 (Videos)

東への帆走を続ける。



湾を横切る形なので南北方向にセイルする時程順潮・逆潮の影響を受けない。この時点ではエッブ・タイド(出潮)で潮は北に向かっている。



メインをリーフしたり、リーフを解いたりなどという作業もない。のんびりセイリングを楽しむ。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2015年6月16日火曜日

セレニティー 6月13日土曜日の風 (Videos)

今年の初夏は風が弱い。5月に一度本来の夏風らしい風が吹いたがその後逆戻り。この日の予報は西南西の風5~7ノット。



この日も先週末同様軽いドリフターをリグ・アップして出てこようかと迷ったが、マリーナを出る時分、比較的風が出そうな気配だったのでメイン+85%ジブで走ることにした。

北風なので針路60~90度の範囲、ポート・タックで湾の対岸イースト・ベイに向かっている。



当週末もベター・ハーフは家で術後の目の養生をしているのでシングル・ハンド。

それにしても毎日午後少なくとも20~25ノットの西風が吹いていた夏のSF湾はなくなった気がする。セレニティーのホーム・ヴェニューのサウス・ベイはここ5~6年吹いてもせいぜい最高約20ノット。何が原因なのだろう。空だけは真っ青な夏空だ。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのリグ

2015年6月15日月曜日

夢マリの259番艇

東京夢の島マリーナには2艇のフリッカが居るが、これは以前瀬戸内海に居た [259番艇]

東京湾を颯爽と走っている。現オーナーはM氏。










M氏は [東京のほほんヨットクラブ] のメンバーなのでフリッカに乗ってみたいという人は同クラブの活動に参加されると良いかも知れない。

(写真はいずれもPSC製434艇中259番、艇名不詳、1983年製のフリッカです。)
フリッカのスペック

2015年6月14日日曜日

テス コックピット周り

テスの外観については [1][2][3] から何も変わっていないので省略。ただコックピット周りの写真だけ見ておこう。

バウに吊られたブロウカーの看板を一瞥してドック・フィンガーの先へ歩く。




ドジャーの縁が描くカーブは [パグル = パリワッグ] のもの程に円いが、この艇のものにはそれに沿って手摺りも付いている。

コックピット・シートの大部分に [デッキ] と同じノン・スキッド(滑り止め)を塗布。

STB側シートには手動ビルジ・ポンプ。コンパニオンウェイから手の届く所に付けてあるのは室内からの操作を考えたのだろうか。


室内から見たコンパニオンウェイとコックピット。

旧型モールドなので入り口が深く、ステップは2段。

正面の赤いタンクは船外機用ガソリン・タンク。










燃料管にはプライミング用のバルブが付けてある。
















船外機(ヤマハ9.9、2011年)とギャリー・コンロ用プロパン・タンクのクロース・アップ・










(写真はPSC製434艇中086番 Tess です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2015年6月13日土曜日

テス 室内STB側アフト ディテール

このコーナーの引きサイズの写真は [こちら] を参照。

黄色いケーブルは陸電コード。バッテリー充電用か係留時の家電用かは不明。















白いVHF左横のプロッターは以前無かった。















と思いきや、実は水深計として使うフィッシ・ファインダー(魚探)だ。








配電盤トップには交流120V/60Hz と書いてある。

しかしこのラベルの配電盤を購入しただけと思われる。スイッチにはアンカー・ライト、VHF、ラニング・ライト(航海灯)、オートパイロットなどとあり、実際には直流12V 用としか考えられない。


(写真はPSC製434艇中086番 Tess です。)
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2015年6月12日金曜日

セレニティー 6月6日土曜日の風 5 (Videos)

11~12ノットの風でジャイブして南に向かう。ジャイブ直後の対地艇速4.8~5.1ノット。



シートを少しでも緩めるとセイル上部がバタつく。以前にも書いたがやはりリーチ(セイル後辺)をあと15~30cm短くしておけば良かったような気もする。しかしダウン・ウィンド(下り = 追い風)の場合はこれ位のリーチで良いだろうとも思う。



少しヘッド・アップして(バウを風上に向け)シートを締め込み、真南のマリーナに一直線で帰るコースを取る。

*** おまけ ***

マリーナでは6月に入ってアクセス・チャネルのドゥレッジング(浚渫 = しゅんせつ)が始まった。過去20年で潮に運ばれてきた土砂、溜まった落水物などを除去する作業。



出航時撮影。作業船は1番2番のチャネル入り口から始まって今3番4番のマーカーあたり。この後5番6番、7番8番、マリーナ内のメイン・チャネルへと進む。今年中に10本あるドック中、4本目まで浚渫するそうだ。無論、各ドック間や艇の留めてあるスリップの下も掘る。作業中係留艇は他の場所へ移らねばならない。連絡が来るのは作業の3~4日前というから慌ただしい。



帰港時撮影。ホールドが満杯になったバージがタグ・ボートで押し出され、次のバージが中に入って来る指示を待っている。作業船もバージも大きい。マリーナ入り口やマリーナ内メイン・チャネルの作業ともなれば往来に支障が出るだろう。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2015年6月11日木曜日

セレニティー 6月6日土曜日の風 4 (Videos)

風は暫く西からの7.8~8.2ノットに落ち着いた。



対地艇速は1.4~1.5ノット。順潮になる復路が楽しみだ。



しかし風の強い例の海域に入ると艇速3.4~3.7ノット。風速11~12ノット。これでメインスルも揚げたらもっと出るだろう(いやそれより先ず船底掃除・船底塗装)。



アスターン、フォアと望む。ドリフターは軽くてパワフル、取り扱いも楽で使って楽しい。日本に帰ることがあればもっと多用することになるだろう。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2015年6月10日水曜日

セレニティー 6月6日土曜日の風 3 (Videos)

無風スポット。全く無風という訳では無いがそれに近い。マイクロな台風の目に入った感じ。実はこの0.5マイル近辺の海域はこの時間こうなる時が多い。



風がどんどん落ちると共に南南東だった風向が東寄りに変わる。タックしてポート・タックとする。針路は取り敢えず南。



風はさらに反時計回りに北北西となり、ジャイブしてスターボード・タック。



さらに西寄りとなった風に向かってヘッド・アップ、タックして針路を北に。風はさらに南西まで行ったが、そろそろ2:00PM なので西に戻って落ち着くはず。そうすれば風力も増す。100m 先の海面もざわついているのでもう少しの辛抱。



顔に風を感じ始めるとあっという間に11.3~13+ノットにビルド・アップ。逆潮での対地艇速2.7ノットとなる。後ろに居た軽量20フィート艇はここまで待ち切れなかったのか南に向かったままマリーナ入り口辺りの少し風のある海域を行ったり来たりしている。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2015年6月9日火曜日

セレニティー 6月6日土曜日の風 2 (Videos)

1:30PM 過ぎマリーナから0.5マイル近くで南東の風となった。



地中海的のらりくらりの風で僅か2.2ノット。(地中海は弱すぎるか強すぎるかどちらかの風しかない、と#423キャラウェイで地中海を数年セイルしていたアンガスが書いていた。カリフォルニアも地中海性気候というから似ているかも知れない。)ドリフターを揚げて良かったと思う。



* ERRATUM: Gain of "several" knots of boat speed mentioned in the video is meant to be "several 10ths of a knot".

風はさらに南南東に回って3.3~4.2ノットとなる。針路を東北東に取ってビーム・リーチ。対地艇速は1.3~1.5ノット。それでも潮に逆らって北に向かうより0.3~0.5ノットは早い。肉眼でないと見えないが方々に釣り船が出て居る。アスターンではメインとジブを揚げた軽い20フィート艇がセレニティーと同針で苦労している模様。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページ

2015年6月8日月曜日

セレニティー 6月6日土曜日の風 (Videos)

南西風8~11ノットの予報。久しぶりに軽量・広面積のドリフターをリグ・アップしてマリーナを出てみた。ドリフターは軽いのでホイスト(揚げ)ダウス(下げ)が嘘の様に楽だ。ベター・ハーフが2日前に左目の白内障手術を受けたばかりで家で休みということもあり、一枚帆で楽をしようという目論見もある。



西風にはまだ早い1:10PM 頃。マリーナのすぐ外、北北東の風8.5~9.7ノット。もう少し北西方向に向かえばセイル上方のバタつきも無くなるが、無理してできるだけ風に向かっている。既に干潮時を過ぎて逆潮のフラッド・タイド(入り潮)が始まっているが、北西方向は浅いので潮の低い時には向かいたくない。



風が少し時計回りに回って来た。フォアデッキへ行っている間針路は艇に任せる。セレニティーは自分で一等良いコース = 東北東を割り出して走る。対地艇速はこの時点で1.2ノットだがパフが来ると2+ノット。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2015年6月7日日曜日

テス 室内ディテール

[キャビン天井] の板張りは健在。

天井周りに施した [ロープの装飾] も。










チェイン・ロッカーへのアクセス口。

シンク下スペースへのアクセス口に付いたドアと同一品。












以前の写真では見えなかったVバースの天井(フォアワード・ハッチ周辺)には白いビニール布が張られている。













ハッチ枠装着時の引き締めで布にすこし皺が入っているが、天井全体のキャンバー(カーブ)だけでなくハッチ枠四辺の急なへこみを計算に入れてビニール布を張るのは並の仕事ではない様だ。



(写真はPSC製434艇中086番 Tess です。)
フリッカ・データベース

2015年6月6日土曜日

テス ギャリー

[2年半前に見たギャリー] (リンク先2、3枚目の写真)と色合いが相当違って見える。撮影のせいか。

ギャリーへの供給水は清水のみ。足元にそれ用のフット・ポンプが見える。















上のリンク先ポストでも書いたがこの艇はデニス・プラット(フリッカ・フレンズ創刊者・初代編集長)が息子の艇をリストアしたもの。

シンク右側のカウンタートップに印刷物が並んでいるのはこの艇がまだ売りに出ているからだ。





現在 yachtworld.com と flicka20.com にリストされているが、[昨年12月] に craigslist で売りに出されてからそのままマーケットに留まっている模様。ただし、現在地はシアトル北方、ワシントン州エヴェレット。アラスカに置いているより売りやすいのだろう。尚、デニスは昨年10月末日に亡くなったがその事とこの艇が売りに出た事と無関係ではないのかも知れない。

通常シンク右側はアイスボックスになっているが、このカウンタートップ下のスペースがどうなっているのかは依然としてミステリー。











アイスボックスはクォーター・バース入り口に載せたこの白いポータブル品で代用している様だ。

バルクヘッドにあった時計と湿度計は外され、代わりにペイパー・タオル用ホウルダーが装着されている。









(写真はPSC製434艇中086番 Tess です。)
フリッカ・ニューズレターのページ

2015年6月5日金曜日

テス Vバース手前

テスのキャビン内はリストアされた直後の姿を [2年半前に覗いた] ことがある。その時と殆ど変わっていないがアングルの異なった写真等も出て来たので見てみよう。

脚要らずのテーブル。

何がしかの折り畳み式テーブル・サポート ([例]) を使っているのだろう。











テーブルを降ろして見たVバース手前のヘッド(トイレ)コンパートメント。















クッションとカバーを外すとポータブルのポータ・ポティーが現われる。














(写真はPSC製434艇中086番 Tess です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2015年6月4日木曜日

テス On Trailer

トレイラーは一般に直接この様なローンチング・ランプと呼ばれる海中へ伸びた坂に降ろして艇を浮かしたり載せて引き揚げたりできる。

このトレイラーのハル・サポートのヘッドは両舷共4本のサポートにストリンガー板を渡した連結タイプ。


無論陸上に引き揚げたトレイラーや艇は水道水で直ぐに洗浄。テスの船籍は確かにAK = アラスカとなっている様だ。

(写真はPSC製434艇中086番 Tess です。)
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