この艇は2年前に上架し船底塗料を塗ったという。本日トップの写真はその時のものだろうか。全体的に大掛かりな点検・整備を行ったらしい。艇の電線もその時新品に換装したそうだ。外洋志向の特別な装備品はまだ付いていない。
それどころか、マストやスタンディング・リギング、バウスプリットやプラットフォーム、さらにラダー、ティラーも外されている。
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以下、室内写真。
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初期艇なのでマスト下のアーチをサポートするコンプレッション・ポストは無い(構造的、負荷的には全く問題無し)。
ポートライトは改装し、その時一等前のペアのみ開閉できるタイプに換えた様だ。その装着用にティークのスペイサーを入れて壁の厚みを増している。個室ヘッドの無いオープン・レイアウト型だが、Vバースにポータ・ポティーなどのヘッド(WC)が見えない。
通常2口コンロが座っている場所にはギンボルに載せたオライゴの非圧式アルコール1口コンロ。新品だそうだ。
その下の引き出しや収納ドア、並びにシンク下スペースのドアには通常のティークの取っ手ではなく、ノブが付いている。ボトル・ホウルダー付きのシンクの蓋は自作だろうか、ユニーク。まな板にもなるのだろう。
クォーター・バースはコックピット・クッションその他の収納スペースになっている。
(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1978年製 Charlotte Moris です。)
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