この自作艇のシリーズは今日でお終い。
シートは傾斜がつけられ座りやすそう。何より興しろいのがソール(床)だ。側壁を見れば分かるが前方も後方も中間点に向けて傾斜している。排水口が後方から三分の一位のところにあるのだろう。エンジン・コントロールはラインが掛からないようにへこんだ場所に装着してある。スターンのカバーは単なるアクセス用だろうか。
この艇には実物を見るか製作者に訊いてみないと解けない謎がいくつかある。
コーミングはなぜこんなに低いのだろう。まさかシートに傾斜をつけた分だけ背もたれが長くなるのでコーミングがなくても十分と考えたわけでもないだろう。それともコックピット周りのデッキが高いのか。いや、ハルのシアーがコックピット部分で [ブレイクして下がっている] 点を考えるとそれはないように思える。ともかくこれではスプレイどころかバシャンともろにスプラッシが入ってくるのでは、と心配してしまう。
***
=> 後日註: 約1年半後、やっと [シアー全体を見られる写真] が出た。コックピットにはサイドデッキよりも高いコーミングが付いている。
***
(写真はいずれもミシガンで建造中の自作フリッカです。)
⇒ www.yachtworld.com キーワード欄にFlickaと入れてサーチ・ボタンをクリック。(この自作艇は2006年PSC製とあるがPSC製にあらず。)