
これはVバースの頭上スペースを確保するためだろう。通常のフリッカではコンパニオンウェイを降りてキャビンに入ればスターボード側にセッティー、その先にVバースと続き、開放観があるが、この艇ではNAVステーション、個室ヘッド、ハンギング・ロッカー、とそれぞれバルクヘッドで仕切られ、その先にVバースがある。頭上にスペースを確保してVバースの居住性を得るためにこの改造が必要だったのだろう。

また意図的にカーブル・プランキング・ラインを施し板張りを擬したPSC製ハルと違ってのっぺらぼうだ。
こういうハル細部の変更やハウス前面の傾斜により、フリッカの 『木造艇』 を思わせるイメージがいくらか薄らいだかも知れない。が、バウスプリット下に付けたニー (knee) はいかにも木造艇だ。


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=> 後日註: 約1年半後、やっと [シアー全体を見られる写真] が出た。当ページ上から3枚目の写真はポート・サイド(左舷側)の写真かと思っていたが、さにあらず。スターボード・サイド(右舷側)の写真だった。つまりシアーラインの高い方がコックピットだった。
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(写真はいずれもミシガンで建造中の自作フリッカです。)
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