2008年11月12日水曜日

ソーラー・パネル

エレクトロニクス機器を多く搭載している艇ではバッテリー充電を陸電やエンジンに頼らない方法として風力発電機やソーラー・パネルを付けている。

設置方法に頭を悩まさなくて済むロール・アップ式。










メイン・シートがスターン・プルピットの下段に装着してあるので、上のパイプをそのまま利用できた例。







この艇はシートが上のパイプにあるので後ろにステンレス製マウント・フレームを付けた。






プルピット両翼に各一枚を宛てた艇。それぞれ出力45wのモノクリスタリン・タイプ。電線はマリーン・グレイドの12番。両パネルからの電流は1個のレギュレーターを経て各バッテリーにつながれている。



規格ではフルに太陽に向いている時パネル一枚3.5アンペアの出力だが、実際はx2で7アンペアというわけには行かず、2枚合わせて約5アンペア。この好条件は一日平均4-6時間しかないが毎日艇に着いた時電圧を調べてみると両バッテリーともいつも14V以上あるそうだ。

設置方法の記録⇒ [6-7ページ、Punker Doodle]

これは以前出てきた 『モウジョウ』 のタワー・マウント。今まで35ノットの風の中、ビーム・リーチでもランでもがたつき音一つなかったそうだ。風力(400w)とソーラー(70w)合わせて、レイダー、オートヘルム、GPSプロッター2台、航海灯などの灯りをつけてミシガン湖を100マイル走った時、バッテリーはいつもフルに充電されていたという。




尚、この艇はスターンの船外機+タワー機器一式の重さに対抗するため、Vバース下の清水タンクは満杯に、フォアワード・ビルジには200ポンドの鉛をファイバーグラスで囲んで設置するなど、トリム(バランス)に腐心しているそうだ。

(写真はPSC製434艇中、上3枚はいずれも番数艇名未確認、4枚目番数未確認 Punker Doodle、最後は209番目 Mojo です。)
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