フリッカにファクトリー製スターン・シートはない。自作のスターン・シートもこの艇を目にするまでなかった。
2段式プルピット・レイルでないと出来ない芸当だ。1980年代半ば以前の1段式では無理。
中大型艇ではプルピットの各コーナーにひとつづつ付いているものが多いが、フリッカのスターンの船幅を見てベンチ式で行こう、ということになったのだろう。
だがスペースが貴重なフリッカでは邪魔になる時はないかと心配。少なくとも風の強いSF湾でセイルする当方のフリッカには(プルピットが2段式だったとしても)付けるのは控えたい。
艇がヒールしない機走時、また弱風下の帆走・機帆走時にはここに座ると眺めも良く楽しいのだろう。マリーナでラウンジ用としてリラックスする時も良いかもしれない。
(写真はいずれもPSC製434艇中432番目の艇名未確認艇です。)
⇒ [#432] 瀬戸内にいた時の写真(リンク先で中古艇情報のページ参照)。今は [神奈川に移動済み] 。