2012年4月5日木曜日

1979年製シアトルのフリッカ

パシフィック・シークラフトは1978年に本格的にフリッカの生産を初め、同年に約70艇を送り出した。この艇は翌年の79年に造られた約40艇中のひとつ。

どこかで見た艇だと思ったら、3年前に売りに出されていた [この艇] だ。その後 [1年半前] にも売りに出ていた。

毎回オーナーが変わっているのか、それとも同じオーナーが2回、3回と出しているのか、 [Yachtworld] でまた売りに出た。

グリーンのハルはペイント([Awlgrip] )だそうだ。




相変わらず目に入る物全てきっちりメンテがなされて艇の状態は極めて良い。

スパー(マスト+ブーム)、セイル、ドジャー、ヴェント付きハッチ等もその例外に非ず。






イン・シップシェイプという表現がぴったり当て嵌りそうなすがすがしさ。

ハルヤード等のラインはコックピット前まで引かれて後に言うシングルハンド・パッケージになっている。STB側のハルヤード(恐らくメイン)1本マスト内部を通ってマスト脇に出て来ている。後のフリッカではこのタイプは見かけない。

(写真はPSC製434艇中、番数艇名未確認、1979年製のフリッカです。)
フリッカのスペック