2012年4月11日水曜日

アレッサンドラ マスト周辺

売りに出ているアレッサンドラの話しの続き。

ハルヤードやリーフィング・ラインをコックピットまで引いたシングルハンダーズ・パッケージ。

その両舷のデッキ・オーガナイザーは夫々ダブル(二階建て)で、片舷4本、計8本まで通すことが可能。




(両舷共ラインがトップにダラダラと置かれているが、レイジーなラインはコイルしてハングするなりシーマンの嗜みとしてもう少しキチンと整理して欲しい。)

さて、マストのセイル・トラックに注目。

この艇ではファクトリー製マストのイナー・セイル・トラック(グルーヴ)に、ストロング・トラックと呼ばれる黒い化学ゴムの特製グルーブが仕込まれており、セイルのスライドはその特製グルーヴの中を走るようになっている。






ストロング・トラックを仕込んだマストの [断面図] を見るとストロング・トラック(黒い断面部)とファクトリー・グルーヴの合体の仕組みが分かる。尚、1985年製フリッカのキニヨン社製マストはInternal Flat タイプ。

実は去る1月訪問時マストに [何やら光るもの] (リンク先写真3、4枚目)が鋸の歯のように重なって付いているが、いったい何だろう、スライディング・グースネック用のラックかも知れないと思っていた。その光るものとはストロング・トラック専用の [スライド(スラッグ)] (Component Hardware 参照)だったのだ。

ストロング・トラックを付けるとセイルの揚げ下げが軽くスムーズになるという。殊にレイジー・ジャックを装着したフル・バトンのメインスル艇では、バトンの先端部(ラフ側)に特製ハードウェア(同上リンク先#200A/B、写真は90度右転させて見る)を付けてグルーブをスライドさせることにより、ハルヤードをレッゴーすると夢のようにスーッと降りて来るそうだ。

ストロング・トラックのクロースアップや装着法は [こちら]

(写真はPSC製434艇中331番 Alessandra です。)
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