アレッサンドラ・シリーズも本日でお終いだが、これは昨日見た個室ヘッド後方のスペース。
昨日の写真でポリタンクの在った場所にバケツやライン等収納用ボータブル・ボックスが置いてある。
興しろいのはその後ろのホールディング・タンクとその配管。ホールディング・タンクは通常このスペースの下のハルに造り込こまれているが、この艇ではファクトリー・タンクは無くして特製の縦型プラスティック・タンクを装着したのだろうか。
経路は未確認だが想像するにヘッド(WC)からの排水は画面右手前の白いホースを通って奥のタンクに入る。タンクを空にする時は黒いホースから出て行く。Yバルブのハンドルをこの写真の位置に向けておくと、非禁止海域でコックピットで操作する手動のビルジ・ポンプを使って艇外に排出可能、ハンドルをアウトボード側に倒すとマリーナのヴァキュームを使ってコックピット・コーミングにある孔からパンプアウトできる。
後方の細いホースはタンク内の圧力を大気圧と同じに保つためのヴェント・ライン。
尚、1984年艇のセレニティーでは排出ライン切替用Yバルブは [コックピット・ロッカー内] (リンク先写真3枚目)にある。
(写真はPSC製434艇中331番 Alessandra です。)
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