[ドライ・フィット] の後、油性ステイン(色)およびセトールを各3回づつ塗り重ね、金具を付けて出来上がり。
上下の板の間から水が浸入しないように上の板の底部に銅板のフラッシングを装着。
フラッシングのせいでこのように立てかけた状態では横から見るとわずかに 『く』 の字型に折れているが、コンパニオンウェイに嵌めると真っ直ぐ伸びるので問題無い。
裏面。上下の板は蝶番2つで接続。
取り外してクォーター・バースにしまう時はこのように折り畳む。
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フラッシングの銅板は真ん中で2枚を継ぎ合わせた。
銅板は強度や安全性を増し、見た目も良くするために、上下辺共にそれぞれ約2.5mm折り返してある。これは作業中、下辺のみを折り曲げたところ。
ストレート・エッジで押さえて、折り曲げ方向である裏面にカッター・ナイフで軽く折り線を入れ、直角のエッジ、続いて刃のように尖ったエッジを順に当ててハンマーで徐々に曲げ面を立て、くの字以上にまで曲がった時点で、ねじ回しの先端を当てて上からハンマーで叩いた。最後は平らな木片を上に置きハンマーで叩いて全体を平たくした。
装着は銅板、板、共にドリルでガイド・ホールを掘った後、銅板裏にコーキングを塗って銅釘で打ちつけた。銅は程なく酸化でパティナ(保護膜)が出てステインの色に近くなるはず。
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(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity 関係のものです。)
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