乾燥している夏場は何の問題もないが、毎年冬になって雨が降り始め、湿度が高くなると、コンパニオンウェイの下、キャビンからエンジン・ルームへのアクセス口をカバーしている板が膨張して、取り外しや装着に苦労していた。
板を外したところ。
左側バルクヘッドの白くなっている部分が特にきつい箇所。
(エンジンの上辺りも擦れるため心持ち白っぽくなっている。)
対応する板のこの部分を鉋で削る。
最初この程度削って試着してみたが甘かった。
ちなみに板は100%ソリッドなティーク材だ。ティークのベニアを表面に貼り付けた合板ではない。
シェイヴィングと試着を何度か繰り返し、辺全体を約2mm削り落としたところでやっとスムーズに脱着できるようになった。
対辺を削ったり、ブロンズの閂を外して移動させたりする必要はなくホッとする。この後紙ヤスリをかけ、ティーク・オイルを塗布(実はセレ二ティーではレモン・オイルを使用)して仕上げた。
この簡単な作業をなぜこれまでやらなかったのだろう。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカのリグ