2013年11月30日土曜日

カワバンガ! インテリア再訪 

カワバンガ! のインテリアは今年1月に見たが [その時] も昨日の写真同様、クッションの色は空色のブルーだった。

今日の写真では光の具合でそう見えるのか、落ち着いた碧色。

しかしこの写真で目を引くのはSTB側セッティー前部、Vバースとの境目当たりの壁にあるヴェント(通風口)。

特に当艇はオープン・レイアウト型でセッティーが長いので、この通風口がセッティー下の収納の換気に多いに役立っていることだろう。







無論、後付けだ。(セレニティーでは個室ヘッド側バルクヘッドに通風口を開けた。)通風口がないと収納の蓋を開けた時に臭気がひどい。艇も家と同じで換気は大変重要だ。

プロダクション艇では工期を短縮させるためにハル積層用のレジン(樹脂)が完全にキュア(乾燥・固化)していない中にインテリアの造作を始める。加えてインテリアの造作時にはバルクヘッドなどのハルへの装着はファイバーグラスとレジンで行い、レジンのパティーも充てがう。このため周りを仕切られた普段目につかないところでは何十年経っても手を触れるとまだベタつく箇所があることも珍しくない。通気口は、個室ヘッド型の短いセッティーでも必須と思う。

(写真はPSC製434艇中171番目 Kawabunga! です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2013年11月29日金曜日

カワバンガ! コンパニオンウェイ・ドア 内観 

カワバンガ! のコンパニオンウェイは差し板の代わりに [アコーディオン式ドア] にしてある。本日は室内から見たその姿。

個室ヘッドのないオープン・インテリアだからSTB側の大型ポートが露出されておりその分明るく感じるのかも知れない。旧型モールドでコンパニオンウェイが深いというせいもあるだろう。

しかし、個室ヘッド型の艇にこのタイプのドアを付ければ差し板より室内が格段に明るくなることは確実だ。係留中の出入りも楽になる。




(写真はPSC製434艇中171番目 Kawabunga! です。)
フリッカのリグ

2013年11月28日木曜日

セレニティー 州籍登録デキャル

セレニティーはカリフォルニア州の船籍登録。隔年10月になると更新の手紙が来て20ドル(次の2年間分)の登録料を払う。11月には新しいデキャル(シール)が送られて来る。

これは2年前に貼った今年12月31日で切れるデキャル。









2015年末まで有効のシールを貼ったところ。

両舷に1枚づつ貼る。







デキャルの色は青、緑が2年毎に交互に変わってい く。 (*)








ちなみに自動車の場合、5年以上経った車の隔年のスモッグ・チェックを除いてアメリカに車検は無い(ただし車の登録は毎年更新)。船艇の場合、スモッグ・チェックも船検も無いが、コースト・ガードはひとつにはこのデキャルの色を見て、古いデキャルのままだと停船、乗船、登録証や備品を含め種々点検、ということになる確率が高いらしい。

***

ところで今年からこの様なデキャルも2年間分16ドルで買わされる様になった。(各舷1枚宛て計2枚。)




集めたお金はジブラ・マッスルという主に淡水域(湖・河川)で見られる環境に有害な小さな2枚貝(もともとカリフォルニアの淡水域にも居なかった貝)の海への侵入防止、ならびにその貝の駆除撲滅のための費用に充てられる。この貝は主としてトレイラーで引っ張る小型ボートに張り付いて水域から水域へと生活圏を移動拡大して行くのだ。

セレニティーの様に海水域だけで乗る艇はこれを払わなくても良いのだが、州も考えたもので登録更新時にデフォルトで払う様に請求額に入って来る。海だけで乗る場合はその旨申告し、マッスル分の額を差し引いて通常の更新料20ドルだけを支払う。しかし、今回はもしかしたらサクラメント河を上るクルーズに行くチャンスがあるかも知れないと考え、払っておくことにした。(払わずに居た場合、淡水域に行くことになったその時点で16ドルなり8ドルなり、残っている期間をカバーする金額を払ってデキャルをもらう事も可能。)

淡水域を航海する艇はマッスルのデキャルを艇登録デキャルの横に並べて貼らねばならない。

後日註: 当初、艇のデキャルの色はカリフォルニアの場合 『青、緑、赤と2年毎に変わっていく』 と書いていたが、それは筆者の勘違いで、記録を確認したところ 『青、緑が2年毎に交互に変わっていく』 というのが正解。尚、車の場合、1978年に緑でスタート、毎年、白、オレンジ、青、黄、赤と変わっていく6色サイクルを繰り返していたが、白は1997年を最後に使われなくなり、現在は5色で循環。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのスペック

2013年11月27日水曜日

セレニティー 11月23日土曜日の風 (Video)

前日の予報では10+ノットの東風だったが、当日になり微風と変更された。11月下旬なので無理もない。



日光が当たるとポカポカ暖かい。水曜日にかなりの雨が降ったのでセイルの虫干しにはパーフェクトな日和。1時間ほどのんびりと海上で過ごすことが出来た。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2013年11月26日火曜日

ウェンズルT 室内

初期PSC製フリッカのポートライトは長方形だ。1990年代のPSC製フリッカのポートライトとはコンフィグが異なるが、フォアの開閉式小型ポートは大変良く似ている。

この艇のものはブロンズ製。










初期艇では通常コンプレッション・ポストはないが、この艇ではアイスボックスの端のバルクヘッドに造り込まれており、バルクヘッドの角にはグラブ・ハンドルも付いている。正面のチェイン・ロッカーへのアクセス口に、後年のフリッカに見られるVバース上の収納のドアが付いているのも興味深い。

一等後ろの大型ポートのみは締め切り式になっている。








ギャリーの造作は後年のスタンダード仕様に極めて近い。クォーター・バース入り口アウトボード側の棚はオーナーの後付けの様だ。

この艇で最も興味を引くのがこの個室ヘッド。

PSCが個室ヘッドを造り始めたのは1980年代に入ってからのはず。これはおそらく何代目かのオーナーがオープン・レイアウト型だった艇の室内にPSCから個室フレームだけを購入し、自分で造り込んだものではないかと思われる。







初期PSC艇では配電盤がSTB側にあるが、この艇でも然り。(PSCでは個室ヘッドを作り始めてから配電盤はPort側に移動させている。)その下、個室内の作りもアウトボード側の収納、ソール(床)など、PSC仕上げの個室の造作とは異なる。天井のビニール・カバーは個室部分だけ剥ぎ取られている。個室ドアもない。ポスト・マーケット造作の風情が漂っている。

(写真はPSC製434艇中060番目 Wenzel T です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2013年11月25日月曜日

ウェンズルT

ウェンズルT はPSC60番艇なので1978年後期の造船。

船外機仕様で、エンジンは2006年製マーキュリー(ニッサンのOEM)8馬力。





船籍番号の州名が読み取り難いが、最初の二文字はORで、場所はオレゴンの太平洋岸の街 [ニューポート] 。背景の建物などの様子からも何処か寒々しい地方の感じがする。

(写真はPSC製434艇中060番目 Wenzel T です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2013年11月24日日曜日

ノース・カロライナのレインジャー 室内

レインジャーは1981年製だが、PSC製フリッカの初期艇(1978~80年代初頭)にはポートライトがプラスチック製のものも少なくなく( [例] )、何代目かのオーナーが [ブロンズ製に換装する例] も珍しくない。

このレインジャーのポートもそのひとつ。









仕入先としてはニュー・ファウンド・メタルズが定評があるが、同社製のブロンズ製ポートは装着時、壁の厚みの補正のため、この様にティークのスペイサーを入れてある例が多い。

(写真はPSC製434艇中180番 Ranger です。)
フリッカ・ニューズレターのページ

2013年11月23日土曜日

ノース・カロライナのレインジャー

レインジャーは [今年3月売りに出された] が、3ヶ月後の6月には売れたそうだ。

新オーナーも既に丸々一夏楽しんだことになる。









艇はシーズン直前~初頭には買い手もつきやすく、売るには良い時期なのかも知れない。ちなみにセレニティーを購入したのは2006年2月、大規模なメンテを経て西海岸の雨季の終わる5月に最初のシーズンを開始した。

(写真はPSC製434艇中180番 Ranger です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2013年11月22日金曜日

セレニティー コンパニオンウェイの銅の保護板装着

6月16日土曜日の出航前に保護板を装着。

銅板にマジックインクで釘を打ち込む位置をマーク、ドリルで孔を開けた後、実際の装着位置のカーブに合わせて板を曲げる。



ドリルで銅板上からコンパニオンウェイのトリムにガイド・ホールを掘削。

(最初2つの穴を掘削し銅板を銅釘で仮留めした上で残りの穴を掘削中。)











銅板の裏にゴリラ・グルー(ポリウレタン・ボンド)を塗って銅釘で釘止め。滲み出て来たグルーはすぐさま綺麗に拭き取る。



差し板を収めたところ。

















無論左舷側も同様に。












(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・データベース

2013年11月21日木曜日

セレニティー コンパニオンウェイの銅の保護板

日常使用しているセレニティーのドロップ・ボード(差し板)は自作の軽い2枚折り式のもので、折り目部分に [雨避け用の銅製フラッシ板] を付けてあるが、差し板着脱時、その銅板の角がコンパニオンウェイ両側にある差し板ホールド用トリムに当たってしまいやすい。

3年経ってトリム内側にこの様なスクラッチが出来てしまった。















左舷側。

気を付けて着脱するが、スクラッチしてしまう時もある。もう少し気楽に着脱できる様にしたい。












という訳で、11月第2週末、艇で取った型紙(下の写真中央のカップ・ヌードルの紙)を自宅に持ち帰り、家に残っていた銅板のスクラップから保護板を2枚カット。

エッジは全体をヤスリで滑らかにし、コーナー2箇所は円みを付けた。







(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2013年11月20日水曜日

セレニティー 11月16日土曜日の風 2 (Video)

風20+ノット。



シートでブームをコントロールしながらゆっくり安全にジャイブした後南下中。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページ

2013年11月19日火曜日

セレニティー 11月16日土曜日の風 (Videos)

1週間前の週末は無風で、ドックに装着してあるフェンダーのラインを一部取り替えたり、フェンダーの並びをアレンジし直したり等メンテに励んだが、この日は西風13ノットの予報。



期待に違わずマリーナのすぐ外で14~15ノット、ガスト(日本で言うブロー)は16.5ノット。SFサウス・ベイの岸から1マイル以内は水深が概して浅く、波が立ちやすい。この辺りは満潮時でも約6フィートしかない。この時波高は約3フィート。

通常ジブも揚げるが、この日はダブル・リーフのメインだけでどの様に走るか、様子を見てみることにした。



西風は程なくビルドアップして17.8~18.1ノット、ガストは19.7ノット。

ダブル・リーフのメインだけではさすがにセイル・エリア(面積)が足りず、ルー(リー)・ヘルム気味。メインだけなので少なくともリーフを1本シェイク・オフしてシングル・リーフにすべきところ。できればフル・メイン1枚でも走ってみたいところだが、この日は風が冷たく、このままズルしてコックピットで円くなっていた。歳を感じ始めた。そろそろ出航時ファウルウェザー・ギアを着用しておくべき季節だ。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2013年11月18日月曜日

フランスの自作フリッカ 機走

大人3人が乗って堂々機走中。

フォアワード・ハッチはビンガム・デザインの様にデッキではなく、PSC製の様にキャビントップにある。





船外機は一見電池で走る電気船外機に見えなくもないが、イギリス製のシーガルだそうだ。

(写真はフランス Roussillon で売りに出ている1994年製自作フリッカです。) 
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2013年11月17日日曜日

フランスの自作フリッカ インテリア

3連の大きなポートライトで明るいインテリア。両舷にセッティーを仕込んだレイアウトが特徴的。テーブルを折って降ろしてある右舷側はVバースへ出入りしやすい様にか、セッティーとの仕切りがない。

マストからの荷重を受けるコンプレッション・ポストを仕込んであるので、分厚いコンプレッション・アーチの造作はない。



フォアからアフトを望む。

画面左のSTB側に配電盤などエレクトロニクスを集めている。





画面右のPort側セッティーは短い様だが、その向こうに小さいギャリーがあるのだろうか。この艇は船外機仕様なので、コンパニオンウェイ下に収納式シンク等があることも考えられる。もう少し写真が欲しいところだ。

(写真はフランス Roussillon で売りに出ている1994年製自作フリッカです。)
フリッカのリグ

2013年11月16日土曜日

フランスの自作フリッカ コックピット

居心地の良さそうなコックピット。

細部まで気の行き渡った差し板。
2枚式だが、継ぎ目に蝶番が付いていて折畳んで持ち運びできるのではないだろうか。



手前にはブリッジデッキの代わりに木製ラザレット(ロッカー)を設え、コンパニオンウェイ左舷側にはシップス・ベルを装着。

画面右手前のラインは左舷側ラニング・バックステイ、奥はメインシート。







しかし何と言ってもこの艇でユニークなのがこの舵輪。フリッカでは [スイート・ピー(旧名ミス)] の他に例を見なかった。(スイート・ピーの舵輪のクロースアップは [こちら] 。)

フリッカのスペック
(写真はフランス Roussillon で売りに出ている1994年製自作フリッカです。)

2013年11月15日金曜日

フランスの自作フリッカ トップサイド

フォアデッキには何ともソールティーなケグ(木樽)が乗っている。おそらく清水用だろう。アンカーはクリッパー・バウ上部のプラットフォームにうまく収っている。

バウスプリットは円柱形でPSC製より2倍位長い。









ボブステイもウィスカー・ステイもチェインだが、ボブステイのチェインプレイトはPSC製より20cm程高いところに設置されている。

キャビントップはビンガムのオリジナル・デザインをフォローして、キャンバー(円み)がPSC製より若干きつい。




ティーク製と思われるグラブ・レイル(手摺り)やコーミングを効果的に配置。サイドデッキ、フォアデッキ上のトウ・レイルは排水も考えて配置されている。スターン・プルピット・レイル上には分厚い木板を装着。この艇は何処をとってもコンフィギュレーション、造作、いずれも素人技ではない。

(写真はフランス Roussillon で売りに出ている1994年製自作フリッカです。)
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2013年11月14日木曜日

フランスの自作フリッカ

ヨーロッパにも自作フリッカが居ることが分かった。

1994年完成で、今年2013年に全体的にメンテを施したという。








ステム上部をクリッパー・バウ風に伸びしているが、土台はフリッカ独特のプラム・バウ。以前観たミシガン(後テキサス)の [自作フリッカ] ではバウスプリットを補強するようなデザインだったが、この艇では意図的にクリッパー船風のバウに仕上げてある。

バウスプリット自体もPSC製より長く、イギリス人のアンガスが作ってもらった [キャラウェイのもの] (2~4枚目)と同等の長さの様だ。

ハルは無論フリッカそのもの。











クリッパー・バウ上の長いバウスプリットと、スターンより長く伸びたメイン・ブーム(バックステイはラニング・バックステイ)とのバランスが良く、フリッカのプロファイルにしっくりと馴染んでいる。

パフォーマンスも良いだろう。一度乗って帆走してみたいものだ。

(写真はフランス Roussillon で売りに出ている1994年製自作フリッカです。)
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2013年11月13日水曜日

フロリダのアイシス インテリアその他

他に特記すべきものはないようなシンプルなインテリア。

テーブルを出したところ。

テーブルの脚は自作か。







コンロは火力の強いプロパンの2口。

2009年の装着。







心なしか下に行くほどティークが黒くなっている様にも思える。

しかし係留中にハリケーンで沈没した後、何処も立派に修復してある。







室内クッションは2008~2010年の新作。先日見た黒いセイルは2011年、ジブ・ファイラーは2010年、スタンディング・リギングやライフラインは2008~2010年の換装、エアコンとエンジンも2010年の新品で、1GM10 の稼動時間はまだ15時間だそうだ。

(写真はPSC製434艇中311番目 Isis、旧名 Punker Doodle です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2013年11月12日火曜日

フロリダのアイシス エアコン

軽油を燃料として室内を暖めるヒーターを付けているフリッカは少なくないが、アイシスは蒸し暑い米東南部をベースにしているのでエアコンを搭載している。

Vバース正面の収納のドアの横(両舷)に付けられたのは [この手] の送風口の様だ。






収納のドアを開けるとエアコンの本体が入っている。

冷房システムをリバース(反転)稼動させて暖房にも使う冷暖房システムもあるので、この機種もその可能性がないとは言えない。


尚、本体には熱交換器があり、例えば [この図] の様に、船底のスルーハルからポンプで取水した水を熱交換器に通し、使用後はハルのフリーボード部分にあるスルーハルから艇外に出す。[先日見た写真] にあるスルーハルはこのためのもの。

(なぜ二つ開けてあるかは不詳。もしかしたらエアコンを陸電でマリーナ係留時のみ使用、もうひとつの孔はその時ドックの水道からホースを通して取水するためのものかも知れない。)

興味のある人は marine air conditioner や marine air conditioner installation でネット検索すると、115V用、12V用など、写真が多数出て来る。

(写真はPSC製434艇中311番目 Isis、旧名 Punker Doodle です。)
フリッカ・データベース

2013年11月11日月曜日

フロリダのアイシス トップサイド

ライフラインは2本。ブルワークスはティークのキャップレイルではなく、アルミ。1985年当時はフォアデッキのクリートは未だ1本がスタンダード。

メインスルはレイジー・ジャック付き。ラインをコックピットまで引くシングルハンダーズ・パッケージも付いている。




メイン(スライディング)ハッチを格納するシー・フッドは付いていない。キャビントップのティークに沈没した痕跡は観られないが、そこまで浸水しなかったということだろうか。

コックピット。












引き揚げ後の改修はプロの手で行われたが、エンジンのリモートとギア・シフトは1本式に換装、エンジン・ストッパーのノブもロッカー内ではなくコックピットで操作できる様になっている。

エンジンは新品換装の1GM10と見受けられる。

電気配線は無論、コックピット排水のホースなども換装されている。


しかし、海水に長時間浸かったティークの色はどす黒く、隠す術はないようだ。

(写真はPSC製434艇中311番目 Isis、旧名 Punker Doodle です。)
フリッカ・データベース

2013年11月10日日曜日

フロリダのアイシス オン・ザ・ハード

陸揚げ時のアイシス。

船籍登録はNC(ノース・カロライナ州)になっている。ノース・カロライナにも居たらしい。






良く見ると左舷船腹(船籍番号の下)にスルーハルの孔が二つ見える。(この点については後日。)

アンカーはフリッカ・スタンダードのCQRではなく、ブルースを装備。








(写真はPSC製434艇中311番目 Isis、旧名 Punker Doodle です。)
フリッカ・ニューズレターのページ

2013年11月9日土曜日

フロリダのアイシス セイル

Isis になってから、毎日こういうセイルで帆走していたらしい。

メイン。













ジブ。













(写真はPSC製434艇中311番目 Isis、旧名 Punker Doodle です。)
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2013年11月8日金曜日

フロリダのアイシス

このアイシスは超大型ハリケーン・カタリナだったと思うが、数年前テキサス湾岸に係留中暴風雨で沈没した旧名パンカー・ドゥードゥル。

ハリケーンで沈没後保険会社から安く買ったマイアミの業者が修復。その後何代のオーナーを経たか不明だがまた売りに出ている。


パンカー・ドゥードゥル(1985年製)はフリッカ・ニューズレターで何回も取り上げられた様に、トレイラーで北カリフォルニアからシアトルへ、改修後メキシコのバハ・カリフォルニアへ、さらにメキシコ湾岸のテキサスへ、と各地を移動して来た。フロリダでも数年を過ごして来たベテラン。

フリッカの様にクルーズや売買でアメリカ各地を移動する例の多い艇種は他に多くはないだろう。





外観は綺麗で、沈没の歴史は指摘されないと分からない。

(写真はPSC製434艇中311番目 Isis、旧名 Punker Doodle です。)
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2013年11月7日木曜日

セレニティー バッテリーの蒸留水補給

[2010年の12月] (セレニティー購入から5シーズン経過後)から毎年12~1月の間に行っているバッテリーの水補給。

今年の [1月に補給} してまだ早いかと思ったが、11月2日(土曜)の出航前にバッテリー液量をチェックしてみた。



さすがにいつもより減量分は少ないが、2個のバッテリーいずれも、7~8mmは減っている様子。(写真はアウトボード側の#2バッテリー。)

その分、蒸留水を補給した。

上の写真と見比べてその違いが分かるだろうか。





(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2013年11月6日水曜日

セレニティー 11月2日土曜日の風 2 (Videos)

風の強いゾーンを通過した2.5マイル・ポイントでタックし、南下を開始。



爽やかな秋空、程良く暖かい風。何かシュール・レアルな感覚。



バランス良く、手放し帆走。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのリグ

2013年11月5日火曜日

セレニティー 11月2日土曜日の風 (Videos)

今年のオフ・シーズンはポートライトのレンズ交換や、室内のエピファン塗り、室内クッション製作等のメイジャーなメインテナンス項目が無いので、雨が降らない限り、少しでも風があれば海に出たいと思っている。

そんな気持ちで居たところ、この日の予報は太平洋高気圧が張り出して午後から11~12ノットの西風。



出航直後、マリーナの外は無風、しかし北の海面が騒いでいる。そこで北に機帆走で上ると1.2マイルのポイントでまともな西風に恵まれ、この1.4マイル・ポイントでは13~14ノット。もっと吹きそうなのでメインは既にシングル・リーフ。風も春風の様に暖かく、とても11月とは思えない。



直後に15ノットの風、パフは最高17.6ノットを記録。メインをダブル・リーフ。思わぬ好帆走日に、これは夢ではないだろうか、と半信半疑のままセイリングを続ける。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのスペック

2013年11月4日月曜日

ニューポートのグラニア

フリッカは 『ニューポート・ボート』 と呼ばれたロード・アイランド州ニューポートを母港に活躍していた漁船たちのラインを基にしている。

この1981年製のグラニアはそのニューポートを母港とするフリッカだ。








船内機はベータ・マリーン(基体はクボタ)の2気筒13馬力だそうだ。










(写真はいずれもPSC製434艇中208番目 Grania です。)
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2013年11月3日日曜日

タコマの1979年製フリッカ (トゥレター) インテリア 2


右舷バルクヘッドに装着の白いボックスは緊急シャットオフ・ボタン付きの陸電コンセント2口。





配電盤周辺。












[以前見た写真] に比べ、一見この写真の方が古い様に見えるが、側壁が以前のティークから白いものになっているので、やはりこの写真の方が新しいのだろう。

クッションもこの写真の方が新しいので、ピカピカのランプの代わりに古い時計、古い気圧計を購入し装着したようだ。

(写真はPSC製434艇中 066番 Tuuletar、旧 American Pie です。)
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2013年11月2日土曜日

タコマの1979年製フリッカ (トゥレター) インテリア

[昨年の写真] と比べると室内が簡素化され、すっきりしている。

特にこのドロップ式テーブル。

2枚重ねにしてあった延長部が無くなった。






クォーター・バース入り口のテープル(カウンター・トップ)は単に取り外してあるだけなのだろうか。




(写真はPSC製434艇中 066番 Tuuletar、旧 American Pie です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)