ヨーロッパにも自作フリッカが居ることが分かった。
1994年完成で、今年2013年に全体的にメンテを施したという。
ステム上部をクリッパー・バウ風に伸びしているが、土台はフリッカ独特のプラム・バウ。以前観たミシガン(後テキサス)の [自作フリッカ] ではバウスプリットを補強するようなデザインだったが、この艇では意図的にクリッパー船風のバウに仕上げてある。
バウスプリット自体もPSC製より長く、イギリス人のアンガスが作ってもらった [キャラウェイのもの] (2~4枚目)と同等の長さの様だ。
ハルは無論フリッカそのもの。
クリッパー・バウ上の長いバウスプリットと、スターンより長く伸びたメイン・ブーム(バックステイはラニング・バックステイ)とのバランスが良く、フリッカのプロファイルにしっくりと馴染んでいる。
パフォーマンスも良いだろう。一度乗って帆走してみたいものだ。
(写真はフランス Roussillon で売りに出ている1994年製自作フリッカです。)
⇒ フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。