カワバンガ! のインテリアは今年1月に見たが [その時] も昨日の写真同様、クッションの色は空色のブルーだった。
今日の写真では光の具合でそう見えるのか、落ち着いた碧色。
しかしこの写真で目を引くのはSTB側セッティー前部、Vバースとの境目当たりの壁にあるヴェント(通風口)。
特に当艇はオープン・レイアウト型でセッティーが長いので、この通風口がセッティー下の収納の換気に多いに役立っていることだろう。
無論、後付けだ。(セレニティーでは個室ヘッド側バルクヘッドに通風口を開けた。)通風口がないと収納の蓋を開けた時に臭気がひどい。艇も家と同じで換気は大変重要だ。
プロダクション艇では工期を短縮させるためにハル積層用のレジン(樹脂)が完全にキュア(乾燥・固化)していない中にインテリアの造作を始める。加えてインテリアの造作時にはバルクヘッドなどのハルへの装着はファイバーグラスとレジンで行い、レジンのパティーも充てがう。このため周りを仕切られた普段目につかないところでは何十年経っても手を触れるとまだベタつく箇所があることも珍しくない。通気口は、個室ヘッド型の短いセッティーでも必須と思う。
(写真はPSC製434艇中171番目 Kawabunga! です。)
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