2013年8月31日土曜日

テューズデイズ・チャイルド ドック・ラダー

この係留場所はフローティング・ドック(日本でいうパンツーン)ではないので、潮の干満によって岸と艇の間に落差ができる。

そこでオーナーのニックは岸壁に木製のドック・ラダー(梯子)を設置した。















大した干満差ではないのだろう、ラダーのステップは2段しかない。















このラダーをどうやってドックに固定してあるのかが分かる写真がないのが残念。 














(写真はPSC製434艇中336番 Tuesday's Child です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2013年8月30日金曜日

テューズデイズ・チャイルド オーニング

この写真はフリッカ・フレンズ通算53号にも出ていたが、先にUSヤフー・フリッカ・グループに投稿されていた。

見所は特製の三角屋根式オーニング(日除け)。

どういう仕掛けになっているのか詳しい説明はないが、畳むとメインスル・カバーの中に取り込むことが出来るのだそうだ。(尚、メインスル・カバーはレイジー・ジャック装着タイプ。)








(写真はPSC製434艇中336番 Tuesday's Child です。)
www.yachtworld.com SEARCH ボタンの上の欄に Flicka と入力、検索するとリストアップされます。

2013年8月29日木曜日

テューズデイズ・チャイルド ムーアリング・ウィップ再訪

ニューヨーク州のテューズデイズ・チャイルドは当ブログで最も良く登場するフリッカのひとつだが、今年に入って係留場所を変えたようだ。

新しいドックでも [ムーアリング・ウィップ] を使っている。















バウにもスターンにもパイルがあり、そこからもラインを取っているのでウィップは不要な気もするが、やはり艇を岸から離しておくのに効果的なようだ。












慣れて来れば離着岸時のタイ・アップやキャスト・オフも簡単なのだろう。















愛しき艇よ、離れ難いがまた今度、という感じの一日の終わり。















(写真はPSC製434艇中336番 Tuesday's Child です。)
フリッカのリグ

2013年8月28日水曜日

セレニティー 8月24日土曜日の風 2 (Video)

帰路のSTBタックも快調。殆どスラック・タイドで艇速5.7~5.8ノット。



思えば6月前半にはこういう風が吹いていた。それがようやく戻って来た感じ。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのスペック

2013年8月27日火曜日

セレニティー 8月24日土曜日の風 (Videos)

風の弱かった今年の夏、8月も終わりに近づいてやっとサンフランシスコ湾らしい夏風。西風20ノットの予報でメインをダブル・リーフして出航。



マリーナの中でも結構吹いていたが、外に出ると期待に違わずパフ22~23ノット。フリッカにとっては絶好のコンディション。セレニティーも喜んでいる。



風はラル17~18ノット、パフ22~23ノットの周期で吹き続ける。対地艇速は約1ノットの逆潮のため4.7~5.0ノット。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2013年8月26日月曜日

レッド・ラスカルのバウスプリット

ご存知レッド・ラスカルはブルース・ビンガムの図面から起こした自作艇。フリッカ・フレンズでも同艇の造船時の様子をシリーズで紹介して行くそうだ。

ビンガムのバウスプリットの図面。

(右舷側プロファイル)




図面から起こしたバウスプリット。

(左舷側プロファイル)








[カター・リグ] なのでフォアステイはアウターとイナー、計2本。

後者にはステイスル・ブームが付いている。



バウスプリットのオン・デッキ部分に見えるスルーボルトは図面どおり計6本。デッキへの装着は万全の様だ。

(写真はカリフォルニアの自作フリッカ Red Rascal です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2013年8月25日日曜日

フリッカ・フレンズ ニューズレター 通算53号

3日前にも書いたが、フリッカ・フレンズ最新号 ([通算53号] ) は写真特集号。既に当ブログで取り上げた写真も多数掲載されているが、未掲載のものもある。

今シーズン、サンフランシスコ湾を帆走する或る新オーナーのフリッカ。








背景から察してセントラル・ベイの金門橋北端の足下近く。帆走に忙しく、名前はまだ考えていないそうだ。

いつか逢う日もあるかも知れない。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、艇名無しのフリッカです。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2013年8月24日土曜日

レイク・タホのウィンド・シフト II オン・トレイラー

レイク・タホは冬場はスキーで賑わう。セイルボートは夏のシーズンが終わるとトレイラーに乗せられ自宅保管というケースが殆ど。

周知の通り初期艇では航海灯がステム上端両舷にある。









トレイラーはファクトリー・オーダーではTrail-Rite 製のダブル・アクスル(2車軸)車がスタンダードだったが、この写真のものは他所で造った特製の様だ。

スターン右舷側にはこれも初期艇に固有のミニ・バンプキン。オフ・センターのバックステイを装着する。





左舷側には船外機用ブラケット。この艇のキールにも船内機のためのプロペラ用アパチャー(カットアウト)は無い様だ。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、 Wind Shift II です。)
フリッカ・データベース

2013年8月23日金曜日

レイク・タホのウィンド・シフト II インテリア

オープン・レイアウト型の広々とした室内。

初期フリッカに見られる長方形の超大型固定式ポートライト。その左下に雨水がリークした痕跡がある。





ギャリー・シンク前(サイドデッキ下)にはカボードも棚もなくシンプルな造作。Vバースの棚も至ってシンプル。

しかしチェイン・ロッカーへのアクセス口には狭く長い棚付きのがっしりしたカバーが設えてある。





尚、セッティー上に横にして置いてあるのはメインスルのブーム。

シンク下のドアやその左の引き出しのノブがその後のティーク製とは異なる。







PSCが自前のモールドでフリッカの生産を開始した当時(1978年)は細かい箇所をまだ色々試行中だったのかも知れない。

ギャリーのカウンタートップ廻りのティーク製トリムもこの時期にはこの様にコーナーがオープンになっている。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、 Wind Shift II です。)
フリッカ・ホームページ

2013年8月22日木曜日

レイク・タホのウィンド・シフト II

古めかしい写真だが、craigslist で売りに出ていたフリッカ。

1978年製。

スターンに特製のブームギャローズらしきものが付いている。







岸辺に係留しているのか錨泊中か分からないがこれもレイク・タホの様だ。







* * *

話しは変わるが、昨日のエンタープライズの写真も本日のウィンド・シフトII の写真も、フリッカ・フレンズ最新号 ([通算53号=写真特集号] )にも掲載されている。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、 Wind Shift II です。)
フリッカ・ニューズレターのページ

2013年8月21日水曜日

テキサスの自作フリッカ エンタープライズ 初帆走

[テキサスの自作フリッカ] が進水して初帆走した時の写真がUSヤフー・フリッカ・グループに投稿された。

USヤフー・フリッカ・グループ主宰者のハルが同乗して撮影したもの。

20~30年前この艇を造り始めてこの日を待つことなく死んでしまったミシガン州の老人もどこからかこの様子を観ていただろうか。

ロウアー・シュラウド2本の間にビレイング・ピン用の木を渡し、ピンには昔の帆船の様にコイルしたラインが掛けてある。



上記リンク先のポストでも書いたが、喫水線の塗り替えと同時にエアコン装着を完工させた。

完工したエアコン。規格は5000BTU。

設置場所は [NAVステーションのシートの下]

テキサスの沿岸部は日本の様に極めて蒸し暑いところなのでエアコンがないときついそうだ。

尚、この艇の名はスター・トレックの宇宙船と同じエンタープライズに決まった。




(写真は元々ミシガンで建造され、テキサスで完工した自作フリッカ Enterpriseです。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2013年8月20日火曜日

オーシャン・クラフト フリッカのパーツ生産・供給開始

オーシャン・クラフトがフリッカのハル、デッキなどのモールド一式を買い取り、[フリッカの再生産を目論んでいる] ことは以前書いたが、とりあえずフリッカのオーナー達向けパーツ生産・供給のビジネスを開始した。

新品だから当然だが、綺麗なファイバーグラス製シーフッド。








こちらは写真が小さいが、トップにティークを貼った新品シーフッド。




PSC製391番艇と392番艇用だそうだ(どちらがどちらの艇用かは不明)。1989年製フリッカでもシーフッドはまだオプションだったらしい。オーシャン・クラフトのおかけで、これらの艇を中古で買った現オーナーたちもやっと自艇にシーフッドを付けられる。

値段はファイバーグラス製が$807.61(送料別)。ティーク張りは不詳。

この他、バウスプリット先端に付いているブロンズ製クランズ・アイアン($205.00)、ラダー装着用のピントルやガジョンなども作ってくれる。

(写真はパシフィック・シークラフトのモールドで作ったオーシャン・クラフト製シーフッド。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2013年8月19日月曜日

PCS201070979 インテリア コンプレッション・アーチ補修

去る6月、リストアを始めた PCS201070979 。

[前回のポスト] で見たコンプレッション・アーチの2本のビーム間を埋める積層作業が終わった。

合板製のビームを並べてコンプレッション・アーチを元の様に復元したところ。







この上をさらにファイバーグラスとエポキシでカバーするのだろう。

こちらはマストの立つキャビントップ上のベース。









このベースもコアの合板が水漏れで腐食していたので交換した。

(写真はPSC製434艇中107番、艇名不詳のフリッカです。)
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2013年8月18日日曜日

セイラ・マーガレット インテリア

この艇は無論ファクトリー・フィニッシ。

ハウス内壁は通常のティークではなく白壁。

それだけで印象が随分違う。






1990年代艇なのでコンプレッション・ポストは角柱。

(写真はPSC製434艇中404番 Sarah Margaret です。)
フリッカのリグ

2013年8月17日土曜日

セイラ・マーガレット 追加写真

昨年初夏に売りに出ていたテキサスの [セイラ・マーガレット] の写真がまた見つかった。

プロペラは力強い3枚羽根。

ホワイト・オーク製ラダー・チーク(頬板)は手入れ又は交換した方が良さそうだ。


どんな艇でもトラヴェリフトやクレーンで持ち上げる時懸ける2本のストラップの位置が決まっている。





フリッカの場合、ハウス・トップの前端と後端と覚えて置けば良い。(前はちょうどこの写真の一等前のスタンドの当ててある辺り。)

(写真はPSC製434艇中404番 Sarah Margaret です。)
フリッカのスペック

2013年8月16日金曜日

ニューオーリンズの1979年製フリッカ インテリア

この艇はハルやデッキのみ購入し、後はオーナー本人やオーナーの頼んだプロが仕上げるオーナー・コンプリーション・ボート(キット・ボート)だった様だ。

クッションを外してあるので造作が良く分かる。

見ての通りコンプレッション・ポストが両舷にある。この時期のファクトリー製にはコンプレッション・ポストは皆無。

Vバースの切り込み部分にソウル(床)は張られていない。





もしかしたらファクトリー・フィニッシ艇のティーク・ソウルを剥がすとこの様にソウルを載せるハの字型の木のベースが見えるのかも知れない。

ちなみに昨年夏売りに出ていた時のこの艇の値段はトレイラー込みで$10,250 だった。

(写真はPSC製434艇中、番数艇名いずれも不詳、1979年製フリッカです。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2013年8月15日木曜日

ニューオーリンズの1979年製フリッカ

昨年夏売りに出されていたが現在の場所は不詳。

トレイラーに乗せられ陸上保管中の1枚。

艇は無論、トレイラーの車輪までカバーしてある。




カバーを剥がすときれいな船体とヤマハ9.9馬力船外機。

船外機仕様なのでキールにプロペラ用のアパチャーは無い。








メイン(スライディング)ハッチはティーク製の様だ。

1979年製には珍しく、ポートライトは1990年代 艇の様に大小のバランスの取れた長方形(ただし開閉式か否かは不明)。



同時期の初期のPSC製フリッカは [大きなポートライトが一段と大きい] ものが殆ど。

(写真はPSC製434艇中、番数艇名いずれも不詳、1979年製フリッカです。)
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2013年8月14日水曜日

セレニティー 8月10日土曜日の風 2 (Videos)

針路150度でサンフランシスコ空港沖の海域に向かっている。



風は10~13ノット、パフ(ガスト)は16.8ノットと一定しないが、久し振りにリーフィング・ドリルを実施、メインをシングル・リーフ。風10ノットで艇速5.0ノット。パフが来ると艇速5.7ノット(ハル・スピード)となる。



このまま3マイル程行こうかとも思った。しかし、マリーナから1.2マイル・ポイントでジャイブしてサウス・ベイ中央寄りを北に向かい、ハンターズ・ポイント沖でマリーナ方向に引き返す三角コースを走ってみることにする。



風が18ノットを超えたのでメインをダブル・リーフ。リーフィングが終わったところでブロード・リーチから少しづつヘッドアップし(バウを風上に寄せて)、ビーム・リーチを楽しむところ。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2013年8月13日火曜日

セレニティー 8月10日土曜日の風 (Videos)

2:30PM頃、マリーナの外で8.4~10.7ノットの西~南西風。久し振りに吹きそうと喜んで北へ向かう。対地艇速3.4~3.9ノット。



ところが0.3マイルも行かない中、風はどんどん落ちて来た。



春先と同じでマリーナのメイン・チャネルから東に抜けている海域に風がありそうだ。ジャイブして針路150度に変更。



14.5~15.4ノットの南西風。艇速4.7~4.8ノット。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・データベース

2013年8月12日月曜日

セレニティー エンジン冷却水用ホースのクランプ

出航時・帰港時はいつもエンジン・ルームやビルジを覗いて要所を点検するようにしている。

8月3日の出航前にはエンジン冷却水経路を目視だけではなく一通り手で触って確認してみた。

殊に海水濾過器出口のホースを留めるクランプは2010年の [ホース類交換] 時、それまで20数年付いていた品が腐食して緩々になっていたので気になっていた。

新品に換装して3年半しか経っていないが、触ってみると2本中の1本が緩い。引っ張ってみると簡単に外れた。




良く観てみると原因は腐食ではなく、締め過ぎの様だ。









何でもきつく締めれば良いというものではない。程々のトルクが良。

早速、3種類のサイズでストックしてあるスペアを取り出す。








取り付け完了。

尚、ホース類はこの写真で見える様にダブル・クランプ(クランプ2本)が原則。



1本が駄目になってももう1本が有効なら大丈夫という冗長性による保障。また、2本のクランプはこの様に向きが互い違いになる様にセットするのが基本。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページ

2013年8月11日日曜日

セレニティー Berth Extension のフットレスト

バース・イクステンションはテーブルを出した状態でもセット出来る。

疲れている時はテーブルの下に足を伸ばして座れる。









テーブル・サポートをこの日本製の伸縮型にしておいて良かった。








バース・イクステンションの板はセッティー・クッションの下に仕舞う。








尚、木箱二つは車のトランクに入れて置くと日常何かと便利。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2013年8月10日土曜日

セレニティー Berth Extension 余禄

バース・イクステンション用の箱はイスとしても使える。

高さや面の広さがイスにちょうど良い。
















クッションを置く。

以前見た [折畳み式スツール] より比較にならないほど座りやすい。長い時間座っていても疲れない。












(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2013年8月9日金曜日

セレニティー Berth Extension 完成

完成と言う程大袈裟なことではないが、船内泊が楽になる。

(本日の写真、レンズの汚れのせいであちこちに水玉のスポットが出ていて見苦しいがご容赦。)

Vバースは名前の通りバウ先端部が狭くなっているので二人が横になると足が重なりやすい。





(この寝袋は長さが7フィートあるので多少誇張した感じ。)

そこでSTB側セッティーも使ってこの様な感じで寝たりしていた。

しかしVバースとセッティーの区切り部分にあるバルクヘッドが時々体に当たって痛い。(頭と足を逆にしても同じ。)









そこで箱を2個置いて...

(キャビン・ソール=床はフォアが狭くアフトが広くなっているので床の辺に沿って並べるこういう置き方が実用的。)











板を重ね...

















クォーター・バース入り口用のクッションを借用して置く。

(クォーター・バース入り口用クッションはフォアとアフトの幅が違う。この写真では長い方をテーブル側に向けて置いているが逆にセッティー側に向けて置いた方が良い。)







身長2メートル以上の人間でも心配ない程のスペース。

上から2番目の写真の形で寝てももう大丈夫だ。












(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2013年8月8日木曜日

セレニティー 8月3日土曜日の風 (Videos) 2

タックして逆潮となり艇速3.2ノット。



熱くなく寒くなく、素晴らしい気候。



風16~19ノットとなるが、メインスルにリーフは入れずシート出しして帆走を続ける。

4年前にセイルを新調後、風の強いSF湾で既に120日近く帆走している。かなりセイルが伸びて来ているのは間違いない。卸し立てのセイルなら12~13ノットでシングル・リーフしないと凌ぎ切れない程パワーがあるが、既に生地が伸びて形が崩れパワーが落ちているので、まだリーフしなくても大丈夫。それでも15+ノットの風が数分吹き続けたり、さらにビルドアップするような様子だったら間違いなくファースト・リーフを入れているところだ。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのリグ

2013年8月7日水曜日

セレニティー 8月3日土曜日の風 (Videos)

今夏のサンフランシスコ湾は変調で、8月に入ったばかりというのに既に10月初旬の様な気候。風も然り。



↑ 2:45PMだが、まだ弱い東風。1+ノットのエッブ・タイド(引潮)に乗り、西風の吹いていそうな北方海域に向かっている。



↑ 3時過ぎ、北西風7~8ノットの海域に入る。対地艇速3.9ノット。東岸近くでアメリカズ・カップのルイ・ヴィトン・カップ挑戦者シリーズ参加のスウェーデン艇がセイル・トレーニングしている(ビデオでは見難いが、肉眼では下の写真の如し。)

こういう感じ。












殆ど同時間に赤いセイルのアメリカズ・カップ・チャレンジャー本命、ニュージーランド艇も訓練中だった。ここベイ・ブリッジ南側のサウス・ベイは交通量が少ないので格好のトレーニング場所と言える。



風はさらに西に回り、12.5~13.5ノットとなる。前後ともフル・セイルのままさらに北へ。対地艇速4.8ノット。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのスペック

2013年8月6日火曜日

セレニティー Berth Extension カットと仕上げ

[ドライ・フィット] の後、バース・イクステンションの箱を1.5インチづつ寸詰め。

箱の片端から1.5インチのところに線を引いて日本製の手引き鋸で切り落とす。







切り離した側板からステイプル(大工用ホッチキスの長い針)で留めた細い板の切れ端を取り外して、側板を箱に戻す。

側板を所定位置に置き、細板1本ごとに接着作業。

ゴリラ・グルーを接着部に塗ってすぐさま銅釘3本を打ち込む。


その繰り返しで仕上げた。この板は柔らかい木なので鉄に比べて柔らかい銅釘がピッタリ。板がひび割れることがない。

その後サンダーで全体的にサンディング。角にも辺にも少し円みをつけて手当たりを良くした。箱の上に置く合板も同様に処理。

箱はチェリーのステイン、合板はレッド・オークのステインを布で薄く擦り付けるように染み込ませた。





(色の選択は別に深い意味はなく、たまたま家に残っていた小さい缶のステインを二つ使い切ってしまおうと思っただけ。)

板も箱もステインの上にセトールを塗布して乾燥させた。









後日、箱はセトールを未塗装だった外側の底部分だけに塗布。つまり、箱は全体的にセトール1層塗りで済ませた。

板はセトール1層目の上からサンディングを施し、2層目を塗って完了とした。















すっかり乾燥した段階でいよいよマリーナに持ち込みフィットを確かめる。







(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真