2013年8月2日金曜日

オレンジ・ブロッサム時代のオレンジ・ブロッサムII トップサイド


左舷ライフライン沿いにスピネイカー・ポール。









フォアデッキのクリートは2本、マスト・ステップにはハルヤードやリーフィング・ラインをコックピット前まで引っ張るためのオーガナイザーが見える。

左舷に2本、右舷に1本、計3本のラインが見えるが、下の写真では右舷側キャビントップにウィンチは無く、クリートのみ。右舷側のラインはリーフィング・ラインかアウトホル・ラインだろう。

マストにもウィンチとクリートがあり、ファーリング・ジェノアなどヘッスル用ハルヤードはそこで留めているのかも知れない。ヘッスル、ステイスル、メインスル、どのハルヤードをコックピットまで引くか、リーフィング・ラインもコックピットまで引くか、などはオーナーの好みで変えられる。

ユニークなオレンジ色の箱。ライフラフト(救命いかだ)を格納しているのだろうか。






この箱を装着するためスライディング・ハッチの入るシー・フッドにSS製のバーが仕込んである。(その後方に見えるのはドジャー用のフレーム。)

この時代のスターン・プルピット・レイルは2段式だが、この艇ではカスタムで3段目を付けた。





2005年夏にニューズレター 『フリッカ・フレンズ』 で紹介された [写真] を見ると分かるが、この余計に高いスターン・プルピット・レイルや、シー・フッド上の箱を考慮してか、メインスルのブームがスタンダード仕様より30cm程高く設定されているようだ。

(写真はPSC製434艇中349番 Orange Blossom 時代の Orange Blossom II です。)
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