PSC 1981年製フリッカ、ヴェスパー。
この艇もファクトリー・フィニッシではなくオーナーが自分で仕上げる「オーナー・コンプリーション・ボート」(キット・ボート)と思われる。
内壁はすべてウッドでカバー。ブロンズ製ポートは正円形。何と言ってもバルクヘッドと2曲のドアでフォアのVバースを仕切っているのが目を引く。
現在はバースとして使用しておらず、専ら収納とヘッドになっているようだ。
ヘッドは簡易なポータ・ポティを使っている。ヘッドがVバースにあるオープン・レイアウト型フリッカの場合、ヘッドを一番手前のスペースに置くのが普通だが、それよりもフォア(船首側)に設定。偶然か同じ1981年製(ハル番号169番)のピカチューのヘッドも同じ位置にある。
(写真はいずれもPSC製434艇中195番目 Vesper です。)
⇒フリッカ・ホームページの登録データベース