軽量、食い込みの良さ、揚錨の簡単さ、幅広いスコープ(アンカー・ロード長:水深)での係留力など、各種テスト( [例] )で高い評価を受けている純正フォートレス・アンカーを購入した。
フリッカなら [通常FX-11で良い] (フリッカは重量艇なので艇長域は一段上のものを選ぶ)。
しかしメーカーが悪天候時に一段上のものの使用を推奨しているので購入したのはFX-16。それでも重量は10ポンド(4.5Kg)。
フォートレスは上下、左右とも対称に出来ている。
潮流が反転してもまた同じように食い込む訳だ。
両側に付いているのはマッド・パーム(マッド・ガード)と呼ばれる代物。
海底が泥の場合、この角度の付いた平板が食い込みや揚錨に効果を発揮する。
画面右側にはさらにスレンレスの付属品を付けた。これはこのアンカーをプルピット・レイルに掛けて収めておくためのもの。
この部品はマッド・ガード装着用にアンカー本体に付いている4つの孔にマシン・スクリュー(ボルト)とナットで装着。
つまりマッド・ガード装着と同時にそれに重ねる形で同じ4個の孔に取り付ける。ただし、マッド・ガードだけの側とちがい、ステンレス板の厚み分だけ長いマシン・スクリュー(ボルト)が必要となる。
このステンレス部品はフォートレスやダンフォースのレイル・マウント部品を製造している南カリフォルニアの会社が製造販売している。マッド・ガードを付けたままのフォートレスをレイル・マウントにするにはこのステンレス部品が必要とのことで購入。
ステンレス板の厚み分だけ長いマシン・スクリュー(ボルト)もこのSS部品に付いて来た。
フォートレスを買ったのは [ハイドロ・バブル] アンカーが駄目になったからではない。むしろその逆で、いつもコックピット・ロッカーにしまってあるハイドロ・バブル・アンカーをスターン・アンカーとして多用したいからだ。錨泊もスターン・アンカー・システムで行うことを考えている。
しかし、バウにも軽く性能の良いアンカーがあれば安心。と言う訳で以前から考えていたフォートレスの購入となった。ばらして格納することもできるが、ハイドロ・バブルほど簡単ではない。従ってレイル・マウント部品一式も購入した次第。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連のものです。)
⇒ フリッカのリグ