もう1本のチェインは将来ラインの傷みが進行して使い物にならなくなった時のリプレイス用として、又は単純にもっと長いロードが必要になった時に繋ぐこととし、それまで自宅ガレージで眠ってもらう。

1と2の2本はチェイン先端のリンクに同方向から入れ、残りの1本(3番)は同じリンクに逆方向から入れ、スプライスを開始する。やり方は [このビデオ] 参照(巻頭のコマーシャルは無視)。
この後、延びている余剰部をカットして削除する。
(カットする部分に紙テープを巻いておくとカットした後繊維がバラバラにならなくて良い。)
さらに少し根元側に全体的な解れ止めのための [セイルメイカーズ・フイッピング] "Sailmaker's Whipping" を施して全工程を完了。
以上いつもながら全てベター・ハーフの手作業。ありがとう。
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尚、このスプライスはこれで永遠に大丈夫というものではない。12~13回も錨泊したら、チェックを心がけ、必要とあらばこのスプライス部分全体を切り落として、新しくスプライスし直す。しかしウィンドラスに回す場合と比べ磨耗は少ないので年2~3回の錨泊で毎回ここまで海中に入れたとしても10年はもつだろう。
無論チェインとラインはライン先端に付けたシンブルとチェイン先端のリンクをチェイン・シャックルで繋ぐこともできるが、その場合、シンブルはおろかシャックルさえ [チェイン・ストッパーの中を通らない] 。このスプライスなら通り抜け自由だ。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連のものです。)
⇒ フリッカ・データベース