2009年4月2日木曜日

クランズ・アイアン

バウスプリット先端にあるクランズ・アイアン。アイアンと言ってもフリッカの場合、錆び付かないようにブロンズ製。

四角のバウスプリットも先端だけがクランズ・アイアンを受け入れるために円くしてある。そこに指輪のようにはまる。




クランズ・アイアンは上下左右に分厚いヒレがついていて、下にはボブステイ、左右にはそれぞれウィスカー・ステイ、上にはフォアステイが取り付けられている。ということは以前にも書いた。

上のヒレには孔が二つあり、通常後ろの孔にフォアステイを装着、前の孔は [アシメトリカル・スピネイカー] のタックをペンダント・ラインで取り付ける。

この艇はパシフィック・ノースウエスト、ワシントン州シアトルのフリッカ。スピネイカーは使わないのだろう。クランズ・アイアンの前の孔にフォアステイを付けてある。(別艇別アングルの写真は[こちら])。

スピネイカーのハルヤードを通すアイはマストヘッドの前面、フォアステイより前方(外側)に溶接で装着してある。従ってスピネイカーのタックはクランズ・アイアンの前の孔を使わないと、艇をタックさせる時、スピネイカーを舷から反対側の舷にスムーズに回せない。

***

尚、バウ・プルピットのプラットフォームの色が違うのは、ポート側には既にセトールが塗ってあり、スターボード側は生地は洗浄して準備してあるものの、まだ塗布前の状態だからだ。これはその比較のために撮った写真。

(写真はPSC製434艇中340番目 Toucan です。)
Toucanホームページ