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2012年9月1日土曜日

レイディー・バグ 近影

旧名 Tern でこのブログ内を検索すると 本日の記事の下に この艇の今までの記事が [全て出てくる] が、売りに出されたのを機に今まで紹介されていなかった写真も見られるようになったので順次見ていこう。

在所は依然としてニューヨーク州。













セイルの付いたジブ・ファーラー。

これは最近装着したもの。つい近年まで [ハンク式ジブ] を付けていた。



セイル抜きのジブ・ファーラー。











バウスプリットはエピファンでピカピカ。

(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
⇒ フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ。(全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック。)

2012年10月1日月曜日

ルーミン(旧モトゥ)のTohatsu 6

ルーミン(旧モトゥ)は船外機仕様で、Tohatsu 6 のロング・シャフト(27インチ)を使っている。

Tohatsu 6 が選ばれる一番の理由は軽量であることらしい。








昔はYamaha T8 やYamaha 9.9 、Honda 9.9 を使っている人が多かったが何せ重いので取り外しや装着に苦労する。

こちらもTohatsu 6 だが、ニューヨークの [レイディー・バグ] のもの。







Tohatsu 6 はこのように持ち運びも簡単。

ちなみに以前Yahama 9.9 を使っていたレイディー・バグのオーナー、ピートによるとTohatsu 6 の長所・短所は以下のとおり。

***

6 hp vs 9.9 hp

6 hp の長所:
60ポンドと軽量なのでスターンへの着脱が一人でできる。使用後のティルト・アップも簡単。軽いので艇がスターン・ヘビーにならない。燃費が良い。スロットル2/3 開放で艇速5ノット、 3/4 開放でハル・スピード(フリッカでは5.7~5.8ノット)に達する。値段は9.9 の半額。

6 hp の短所:
ノイズと振動が大きい。特に3/4 開放及びそれ以上の回転数で顕著。オルタネーター(発電機)の性能が劣る。ヘビーな航海条件の下で必要なリザーブ・パワーが少ない。スタンダードの2枚羽根プロペラを装着している場合、ギアをリバース(後進)にして艇をストップさせる際、9.9 の様にすぐに前進が止まらない。

重量艇のフリッカにはTohatsu 6 のスタンダード・プロペラが不向きであることは前進時でも分かるが、後進時にはそれが顕著に現れる。 自分は3枚羽根のMercury Black Max (型式 #48 - 812951A 1、詳細は[www.mercurypartsexpress.com] 参照) に換装した。これでクルージング・スピードに到達するのに必要なエンジン回転数が低くて済むようになり、かつ後進でのパワーが増大した。値段は約60ドルだが、購入に値する。これなしでは6 hp エンジンはフリッカには不向きだと思う。

自分はこのコンフィグのTohatsu 6 に変えて大変満足。

***

本日トップの写真(ルーミン)のTohatsu 6 はスタンダードの2枚羽根のようだがどうだろう。ちなみに、セレニティーは船内機だがプロペラは2枚羽根。船内機でも3枚羽根にしてパフォーマンスが増大した話しは良く聞く。将来換装しようかとも考えている。

(写真上はNor'Star製フリッカ20艇中20番 Motu 改め Lumin、下はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug のものです。)
⇒ いつも活発なUSヤフー・フリッカ・グループ

2012年9月26日水曜日

レイディー・バグ コンパニオンウェイ

レイディー・バグのメイン・ハッチはエピファンを塗布してきれいに [メンテされている] が、その下の差し板も同様。

この時代の差し板は3枚組みだが、真ん中のものは虫除けスクリーンを差し込んだ夏用の自作品。





こちらはファクトリーのスタンダード品。










左舷側には今年6月に内側から見た [バルクヘッドのポートライト] が見える。

(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
⇒ フリッカ・データベース

2010年12月27日月曜日

ターンの係留

PSC071番艇 『ターン』 はこれまで [3回取り上げた] (クリックすると本日の記事の下に過去の記事が掲出される)が、オーナーがまた興しろい写真を出した。

フォアデッキ上にコイルしたラインが目を引く。

左舷から常設アンカーに取った係留ラインはスプライスして作った輪っかをクリートに掛けてある。デッキ上にコイルして置いてあるラインはその輪にボーリンで一端を結びつけてあるのだ。

これは係留ラインの取り回しを楽にするため。





バウ、スターンともそれぞれ常設アンカーに係留するシステムの場合(または2アンカー・システムでバウとスターンにアンカーを打った場合)、1本取りしたバウラインが反対側(この写真では右舷側)からの横風を受けた時、ボブステイ(バウスプリットからバウ下部に伸びているステイ)を擦りやすい。ラインが擦れること自体好ましくないが、乗員が艇に居る場合、その音も気になるものだ。その時ラインを風上側に移すが、この係留ラインをバウスプリットの前を回して反対側の舷に取る作業はラインが張っているために結構思ったようには行かない。イクステンション・ラインが付いていればこの作業を安全にスムーズに行えるという訳だ。

尚、プラット・フォームに見えるのはバッグ式セイル・カバーをかけたジブ。カバー後端にハルヤードを掛け、デッキ(プラットフォーム)から吊り上げて保管。これでジブを外してロッカーに仕舞う作業は不要となる。

常設アンカー係留艇だけに、チョックはファクトリー装着の小型から特大品に換装してある。






以前書いた特製の頑丈なバウスプリットやスルーボルト用SSプレートともバランスが取れているようだ。

(写真はいずれもPSC製434艇中071番 Tern です。)
⇒フリッカ・データベース

2012年9月28日金曜日

レイディー・バグ ギャリー

ここもエピファンできれいにメンテされている。

コンロの上に置いた、まな板兼用の新しい蓋が目を引く。

その周辺にはティークと思われる自作らしき木のトリム。



プル・リングもアイスボックスのものに合わせてある。









画面のエレクトロニクス、左はVHF。棚に付いているのは昔懐かしいカセット・デッキのようだ。

左のおじさんの手がむさ苦しいが、実は板の下は収納スペース。

コンロは無い。





セレニティーのようなギンバル式プロパン・ボンベのコンロか、普通の卓上型ブタン・コンロを使っているのだろう。

(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
⇒ www.yachtworld.com キーワード欄に Flicka と入れてサーチ・ボタンをクリック。

2012年9月29日土曜日

レイディー・バグ インテリア・フォアワードの様子

ここもティークのトリム等、エピファン塗装で居心地良さそうなスペースになっている。

1979年製にしてはキャビン・ソール(床)のティークもまだきれいな状態。







画面左、シンク下のドアのパネルがソリッドのティーク・パネルではなく、籐の編み込みのような風通しの良いものになっている。このようなドアはこの艇だけではないのできっとファクトリーのオプションにあったのだろう。

テーグルを立てたところ。

83年前期まではこの様にギャリーのコーナーにコンプレッション・ポストが無い。



Vバース左舷の読書灯は自分で移動したのか棚の下に付けてある。








(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
⇒ フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ。(全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック。)

2011年3月21日月曜日

リトラクタブル(格納式)レイジー・ジャック

昨日のフリッカ、レイディー・バグはオーナー手製のレイジー・ジャックを装備している。

撮影のためレイジー・ジャックを展開してみせたところ。









レイジー・ジャックを装備しメインスルをフル・バトゥンにすると、セイルをダウスしたり(降ろしたり)、リーフしたりする時、セイルがサイドに落ちたり飛ばされたりせず、ブーム上に行儀良く降りてくれる。

その反面、セイルをホイストする(揚げる)時に、バトゥンがレイジー・ジャックに引っ掛かって難儀することもある。

レイディー・バグのオーナー、ピートはレイジー・ジャックをセイルのホイスト時には格納、ダウスまたはリーフ時には展開しておけるようにすることでこの問題を解決した。

セイルを降ろした後は、このようにレイジー・ジャックを格納している。

レイジー・ジャック上部はマストに沿って格納。




下部はブームに沿って格納。











両舷ともジャック上部のラインをターニング・ブロックに通し、下に引いてマスト側面のクリートにヒッチしてあり、格納・展開はそのラインで操作する。(マストに沿って格納した部分はグースネック辺りでマストにタイしてあるのではと想像する。)

尚、参考にした資料は [This Old Boat 誌の記事] 。

註:

(1) 同記事中の写真ではターニング・ブロックをスプレッダー下面に装着したアイに提げているが、レイディー・バグではマスト側面にチーク・ブロックを付けてある。これはプロのリガーに相談し、フリッカのスプレッダーは強風下でレイジー・ジャックをサポートできる程強くないのではないかとの助言を受け容れたからだ。

(2) SS製シンブルは格納している間マストに当たり雑音の源になったりマスト・ペイントを剥落させたりする。このためナイロン製にしたが、ナイロン製は紫外線に弱くSS製程長く保たないので定期交換の要有り。

(3) ラインは3ッ縒りのダクロン・ライン(径5/16")を使用した。

フリッカは小型艇なので$100ちょっとで出来そうだ。

(写真はいずれもPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
⇒ フリッカ・データベースにある [レイディー・バグ] の紹介。

2012年9月27日木曜日

レイディー・バグ コンパニオンウェイ内側

インテリアもシーリングを除きエピファンを塗布してきれいな状態。

シーリング(天井)は杉板に張り直してある。

張り直した時の様子は [こちら] 。





バルクヘッドは1~2層塗っただけのようだが、下地の準備が良くなく大部分が黒ずんで見える。

スターボード側クォーターのウェット・ロッカー的スペースにはインテリアの白に合わせたパネル(カバー)が付けてある。



このように取り外し可能だが、外したパネルはどこに置くのだろう。








(写真はいずれもPSC製434艇中071番 Lady Bug、旧名 Tern です。)
⇒ 今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2010年9月19日日曜日

特製バウスプリット+プラットフォーム

パシフィック・シークラフト071番艇 『ターン』 は1979年製だが、一見してバウスプリットとプラットフォームは作り直したもの。

バウスプリットをデッキに留めるスルー・ボルトはPSC艇初~中期の3本式。






SSプレートは少し幅広のものに変えてある。しかもプレートとバウスプリットの間にはティーク板を挟んである。

バウスプリットの根元を見ると、スプリット両側に装着したプラットフォームが [PSC製スタンダード仕様] に比べ前に約15㎝移動しているように見える。

しかし、良く見るとSSプルピット・レイルを装着したプラットフォーム自体、手前のデッキ側を約4cm、先端の方を1cmほど落として短くしてあるようだ。

単にプラットフォームの取り付け位置を前にずらした距離は10-11cmのようだ。(スタンダードのスプリットではプラットフォームの付いていない角材の部分が先端部に12-13cm位残っている。)



前に移動させた理由は判然としないが、案外、バウ先端部ティーク・レイルの手入れをしやすくしたかったということかも知れない。

***

プラットフォーム右舷側手前に装着してあるのは [チェイン・ストッパー]。錨泊中、チェインが風波の影響でピーンと伸びた時、デッキ上でチェインが引っ張られ、ウィンドラス、ハウザー・パイプなど、チェインと直接コンタクトしているデッキ装着品が損傷するのを防ぐのが主目的の品物だ。

チェインはチェイン・ストッパーの中をインボード(デッキ)方向には走れるが、アウトボード(アンカー)方向にはストップされて走れない。

[アンカー・スナッバー] や [ブライドル(ページ下の写真)] を使用しない艇ではこれだけはセットしておいた方が無難かも知れない。

***

USフリッカ・グループのメンバーには、このチェイン・ストッパーが揚錨時、大変役に立つという人がいる。60代後半の人だが、体がきつい時はハウスの前に腰を下ろし、ハウスを背もたれにしながらチェインを2-3フィート引いたら休み、また2-3フィート引いたら休む、というようにゆっくりしたペースで揚錨するそうだ。

仮に手を放しても引き揚げたチェインがアンカーに引っ張られて海に戻ることがないので、水深のある泊地では特に重宝するという。手動ウィンドラスを付けるより余程良いらしい。

(写真はいずれもPSC製434艇中071番 Tern です。)
⇒ フリッカ・データベースにある同艇の紹介

2012年9月2日日曜日

レイディー・バグ 近影 ソーラー・パネル

以前取り上げたことの有る [この艇のソーラー・パネル] 。

大きさはこのスペースにピッタリ。











装着方法は簡単。上のリンク先1~2枚目の写真を拡大すると分かりやすいが四隅を両舷のグラブ・バーに回したバンジーコードで引っ張っているだけだ。

1983年以前の艇のブーム。

横からの写真はこちら [リン先の2枚目] 。






良くなったのか悪くなったのか、83年末期以降の艇のブームはリーフィング・ラインがブームのアフト・エンドから中へ入り、ブーム中を走る。しかしラインがブームのフォア・エンドから外へ出てくる仕掛けが複雑で、その分滑りが悪い。

(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
⇒ フリッカのリグ

2012年5月30日水曜日

ニューヨークのレイディー・バグ

旧名ターン、現レイディー・バグが売りに出された。

[以前見た] キャビン天井の板張りもきれいに完成している。



マスト・アーチ下面、ボルト・ナットで留めたマスト根元のターバナクル、両舷のデッキ・オーガナイザーの各位置が良く分かる。

ブロンクス、クイーンズ、またはブルックリン周辺を帆走中。

この艇は現オーナーにより随分手入れされ、大事にされてきた。 [ここ] をクリックして本日の記事の下に出る過去記事にも目を通され度。








(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
⇒ 今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2010年3月14日日曜日

キャビントップの裏側

フリッカのファクトリー・フィニッシのキャビントップには通常ジッパーで開閉できるライナーと呼ばれる内張りが張ってある。

艇によってはビニール製のライナーが20~30年経つと垂れて来て、見苦しくなるものがあるらしい。修復のためにビニール・ライナーを取り払い、ウッドで被覆したオーナーは少なくない(例: [杉板] )。

今日はむき出しになって白っぽく見える部分に注目して欲しい。








これはライナーを剥がし、ファイバーグラス積層の凸凹の表面を滑らかにするため [ウエストシステムの410] を塗り、その後サンディングした状態。

同クロースアップ。












この処理をしたところは板は張らない。410 はマイクロバルーンは入っていないが、407 のようなマイクロバルーンの入っているエポキシ・フィラー同様、簡単にサンディングできるという。

サンディングの際はもちろん鼻・口・目を防毒マスクでカバーする防塵対策をとるが、埃がキャビン内にもあちこち飛び散るのが難。時間がとれれば根気良くウェット・サンディングをする方が良い。また、平坦になるように注意深く塗っていけば、サンディング自体必要ないかも知れない。

下地の出来た表面にインターラックスのポリウレタン塗料、[ブライトサイド(ハッテラス・オフホワイト)] を塗って仕上げた。



この方法はカーペットのような内張り生地をはがして [剥き出しになったクォーター・バース] のハルにも適用できる。

尚、夜間航海中キャビン内を照らす必要がある場合、目が眩まないように赤色灯だけを燈す。

マスト・サポート・アーチ真ん中の四角いプレイトはマストを載せるタバーナクル装着のために裏当てしたSS製バッキング・プレイト。その両脇はデッキ・オーガナイザーのバッキング・プレイト。

別アングル。作業中の写真で、まだサイドがトップと合うところのトリミングなどは終わっていない。





(写真はいずれもPSC製434艇中071番 Lady Bug、旧名 Tern です。)
⇒フリッカ・ホームページのデータベースにある同艇の紹介

2012年6月3日日曜日

ニューヨークのレイディー・バグ (In-hull Transducer)

一昨日GPSプロッッター・サウンダーのディスプレイを見たが、本日はサウンダー用のトランスデューサーの話。

昔はスピード・メーター同様に水深計のトランスデューサーもハルに孔を開けるスルーハル嵌込式しかなかった。




今時はハルに孔を開ける必要はない。ハル内側にトランスデューサーを浮かべるだけで良い。

浮かべるとはハルに接着した容器の中でトランスデューサーを液に浸すこと(またはジェルに埋め込むこと)。トランスデューサーとファイバーグラスのハルの間にエアーが入っていると精確な測定が出来ない。

通常その液としてはメーカーの薦めるミネラル・オイルが使用されるが、代わりにシリコン・グリースを使う人も多い。エンジン冷却用不凍液を使う人もいる。普通の水でも良いが水分は蒸発しやすいので定期補給が必要。この艇ではミネラル・オイルを使っている。

このトランスデューサーは [Airmar P79] 。










リンク先図解のとおり、下のフランジの付いた円筒部をエポキシでハルに接着。中に液体またはジェルを入れ、上の直径の大きい部分(トランスデューサー本体)を手でねじ込んでツイスト・ロックする方式。無論本体は簡単に着脱できる。

オーナーによれば以前使っていたスルーハル型のものより精確で信頼性の高い計測ができるそうだ。

(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
⇒ フリッカのスペック

2011年3月23日水曜日

リトラクタブル(格納式)レイジー・ジャック - 追加

一昨日見た手製 [レイジー・ジャック] のセットアップ。クロースアップ写真2点がオーナーから追加された。

写真はクリックで拡大。

レイジー・ジャック上部のラインをコントロール・ラインとして下に引けるようにするためマスト側面に付けたチーク・ブロック。



コントロール・ラインをヒッチするクリート。










レイジー・ジャック下部のラインも格納時このようにクリートに掛けてからコントロール・ラインを引いているのでブームやマストにピッタリ寄り添っている。

(写真はいずれもPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
⇒ フリッカ・ブローシュア(14頁版)

2012年9月3日月曜日

レイディー・バグ 近影 デッキ・ハードウェア

レイディー・バグのリーフィング・ライン2本はファクトリーのシングルハンダーズ・パッケージか、アフター・マーケットで自分で付けたものかどうか分からないが、ともかくキャビントップを這ってコックピット前まで引っ張られている。

両舷ともにウィンチのフォアには2連のロープ・クラッチ。

これらは無論後付け、または換装品。




ロープ・クラッチがあるのでウィンチのアフト側にクリートは無用と言えば無用。







ところがウィンチのフォアにちゃんと2本付いている。しかし、このレイアウトでは使い難いのではないか。クリートはやはりウィンチのアフト(操作する者の手前)にあった方が力学的観点から自然で使いやすいと思う。

ポート側にも1本だがウィンチのフォア側にクリートが装着されている。








これではやはりクリートやウィンチの有用さを100%引き出せるのか疑問。ハンドリングも難しい。もしかしたらこれを付けたオーナーが左効きだったのかも知れない。

(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
⇒ フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2009年3月9日月曜日

ロールアップ型フレキシブル・ソーラーパネル

ハードな固定式ソーラーパネルとちがい、ソフトタイプのものは使わない時クルクル巻いて仕舞い込むことができる。

フリッカではこのようにコンパニオンウェイ・ハッチの前に置いているオーナーが多いようだ。






しかしこの艇のようにシー・フッドが付いていない艇はハッチの開閉の邪魔になりそう。シー・フッドが付いていれば、ハッチはシー・フッドの下にスライドするのでその心配はない。

利用者の言によるとソフトなロールアップ型は薄い、軽い、フレキシブルというのが利点だが、機能的にはハードなパネルには及ばないという。


最近は性能も向上しているようだがどうだろう。たまたま [サーチで出てきたサイト] で見てみると、値段はハード・タイプに比べて高い気がする。

上2枚の写真はこの艇のもの。












写真で見る限り、太陽の恩恵を十分受けられる場所のようだ。陸電で充電できない艇でも毎週エンジンをかけずにバッテリーをフル充電しておくことが可能かも知れない。

(写真はPSC製434艇中071番目 Tern です。)
⇒フリッカ・ホームページのフリッカ登録データベース

2011年3月20日日曜日

てんとう虫

まだ明るい空にハーフ・ムーンを望みながらムーアリング・ブーイー(常設アンカー)に係留中のニューヨーク州 [ママロネック] のフリッカ 『レイディ・バグ』 。 旧名 『ターン』 から改名した。

鳥の名を艇名にしているフリッカは少なくないがターンは [海鳥の一種] で急降下ダイビングのうまい鳥だ(日本ではコアジサシか)。


こうやって改めて観てみるとターンもてんとう虫もフリッカの姿形に合っているような気がする。そういえば日本の [レイディーバード] もてんとう虫という意味だ。

(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
⇒ この071番艇はこれまで [4回取り上げた] (クリックすると本日の記事の下に過去の記事が掲出される)。

2012年6月1日金曜日

ニューヨークのレイディー・バグ (GPS Plotter / Sounder)

計器用孔からの水漏れでバルクヘッドのティークがかなり白っぽく [漂白された] ようになっていたが、計器用の孔(二つ並んだインボード側)を固定式ポートに転換後、バルクヘッドにエピファンを塗ってすっかりきれいになった。

スウィング・アームに搭載のGPSチャート・プロッター。

スウィング・アームはセレニティーにも欲しい一品。



アームを延ばして外から見たところ。(この写真はまだインボード側の孔にタコメーターらしきものが入っていた時のもの。)



GPS は Garmin 545s。エレクトロニクスは続々新型が出るのでこれも既に昔の型になった。





しかしチャート・プロッターだけでなく、水深サウンダーとも連動して魚探のように海中・海底の様子を表示することもできる。

(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
⇒ USヤフー・フリッカ・グループ

2012年9月25日火曜日

レイディー・バグ 上架

ニューヨークの [レイディー・バグ近影] シリーズの続き。

今回は主に内観を見ていくが、その前にオン・ザ・ハード(陸置き)の様子。

異常に前傾した立て方。ステムにスタンドを1本仕込んであるとは言え薦められない。





土地柄を反映してフォアとスターンのプルピット・レイルやスタンションを使って、デッキ上に冬篭り用のシートを被せるための骨組みをセットできるようになっている。

下の写真はブラウネル・スタンドの林立する別の場所での撮影。

PSC初期艇(1977~79頃)の特徴の良く出たトランサムのコンフィグ。








右舷側に見えるのはバックステイ・チェインプレイトの役割を果たすミニ・バンプキン。オフ・センターのバックステイだがパフォーマンスには左程影響しないようだ。昔の外付けラダーのセイルボートには良く見られる。

喫水線ぎりぎりのところに見えるのはコックピット・ドレイン(排水口)。追い波の時はここから水がコックピットに逆流する場合があるので、83年後期以降のデッキモールド改訂を機に、コンパニオンウェイ下のハルから水中に排水するように変更された。

これは左舷側ギャリー・シンクからの排水口。










(写真はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug です。)
⇒ フリッカのスペック