フリッカ室内のティークにティーク・オイル、レモン・オイルなど、オイル類を塗っている者は多い。セレニティーでもレモン・オイルを塗っている。
ところが、PSCファクトリー出荷時は、オーナーの要望でオイル塗りか、ニス塗りか決められたらしい。後者の方が手間がかかり高価なオプション。
ニス塗りと言えば、何と言ってもサノマジックなど、プロの使うエピファンが一番のようだ。
PSCフリッカ71番艇、コンパニオンウェイ横のバルクヘッド。計器装着部からの水漏れで見かけがひどくなっていた。
白っぽく見えるのが水の流れた跡。オーナーのピーターは今までのオイルではなくエピファンを塗ることにした。下地づくりとして120グリッドのサンディングだけで周りのオイルで黒ずんでいた部分も簡単に白くなったという。その後残った僅かの明るさのちがいはエピファンを塗ると消滅したそうだ。(光沢の強い Epifanes [Woodfinish Gloss] 2層の上に、サテンのように渋い光沢の同 [Rubbed Effect] 1層を塗って仕上げた。)
エピファン塗布後。光沢は写真撮影時のフラッシのせいで、通常はこれ程までテカテカしていないそうだ。
これを見て、セレニティーでも早速今秋~今冬のオフ・シーズン・メンテ・リストにインテリア木部のエピファン塗布を書き入れた。雨のリークで [内壁が洗われた] 後、オイルを何回も塗っているが、痕跡は隠せない。エピファンなら、と希望の光が見えてきた。長年オイルが染み込んで暗くなったティークの室内も明るくできるかも知れない。楽しみだ。
(写真はいずれもPSC製434艇中071番 Lady Bug です。)
⇒ フリッカ・データベースにある同艇の紹介