ルーミン(旧モトゥ)は船外機仕様で、Tohatsu 6 のロング・シャフト(27インチ)を使っている。
Tohatsu 6 が選ばれる一番の理由は軽量であることらしい。
昔はYamaha T8 やYamaha 9.9 、Honda 9.9 を使っている人が多かったが何せ重いので取り外しや装着に苦労する。
こちらもTohatsu 6 だが、ニューヨークの [レイディー・バグ] のもの。
Tohatsu 6 はこのように持ち運びも簡単。
ちなみに以前Yahama 9.9 を使っていたレイディー・バグのオーナー、ピートによるとTohatsu 6 の長所・短所は以下のとおり。
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6 hp vs 9.9 hp
6 hp の長所:
60ポンドと軽量なのでスターンへの着脱が一人でできる。使用後のティルト・アップも簡単。軽いので艇がスターン・ヘビーにならない。燃費が良い。スロットル2/3 開放で艇速5ノット、 3/4 開放でハル・スピード(フリッカでは5.7~5.8ノット)に達する。値段は9.9 の半額。
6 hp の短所:
ノイズと振動が大きい。特に3/4 開放及びそれ以上の回転数で顕著。オルタネーター(発電機)の性能が劣る。ヘビーな航海条件の下で必要なリザーブ・パワーが少ない。スタンダードの2枚羽根プロペラを装着している場合、ギアをリバース(後進)にして艇をストップさせる際、9.9 の様にすぐに前進が止まらない。
重量艇のフリッカにはTohatsu 6 のスタンダード・プロペラが不向きであることは前進時でも分かるが、後進時にはそれが顕著に現れる。 自分は3枚羽根のMercury Black Max (型式 #48 - 812951A 1、詳細は[www.mercurypartsexpress.com] 参照) に換装した。これでクルージング・スピードに到達するのに必要なエンジン回転数が低くて済むようになり、かつ後進でのパワーが増大した。値段は約60ドルだが、購入に値する。これなしでは6 hp エンジンはフリッカには不向きだと思う。
自分はこのコンフィグのTohatsu 6 に変えて大変満足。
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本日トップの写真(ルーミン)のTohatsu 6 はスタンダードの2枚羽根のようだがどうだろう。ちなみに、セレニティーは船内機だがプロペラは2枚羽根。船内機でも3枚羽根にしてパフォーマンスが増大した話しは良く聞く。将来換装しようかとも考えている。
(写真上はNor'Star製フリッカ20艇中20番 Motu 改め Lumin、下はPSC製434艇中071番 Tern 改め Lady Bug のものです。)
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