ウィンドワード。
風は約13~14ノットか。
畳んであるのはワイヤー・ラフのステイスルと思われる。
ルー(リー)ワード。
パフ(ガスト)が通過してしまったのか艇のヒールは少なくなった。
大洋の真っ只中と同じで他艇の姿は見えない様子。
(写真はPSC製434艇中086番 Tess です。)
⇒ フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。
ウィンドワード。
ルー(リー)ワード。
このフリッカはアラスカ・フェアバンクス近くで帆走中の姿を [昨年12月に掲出した] テス。
白い氷の窓枠に収まったテス。
ギャリー・シンク下のスペース。
クォーター・バース下の清水タンク。
シンク下のスペース、アフト側の壁に当て板を付け、電動ポンプをネジ止め。
エンジン・ルームの左舷側壁。
バルクヘッドの配電盤。
配電盤を開けて見た配電盤裏側の配線。
コンパニオンウェイ横にあるバッテリーのマスター・スイッチをオンにし、配電盤のポンプ用(VHF用)スイッチもオンにした状態でこの蛇口を捻ると水が勢い良く出て来る。
長い冬場はこの様に毎年ダブル・アクスル・トレイラーの上で過ごして来たのだろう。
しかしこのトレイラーは今まで見たこともないユニークなもの。
ドジャーやビマイニ、ソーラー・パネルも付き、何と言ってもハルやデッキの状態も良さそう。(ただし撮影年月は不詳。)
売値は破格で交渉にも応じるという。やはり現在地が大きく影響しているのだろう。
今回の号にはこのグッ・ニューズ (表紙 + P32~) に加え、
セイルボート空撮と言えば、これまで殆ど有人ヘリか、カイト・キャム。
将来のウィンドヴェイン装着も考慮して装着されたが、当座はドックにスターン付けにしている艇のラダーを保護するのが主目的。
エンジン・イグゾースト(排気・排水口)に装着のスプレイ防止用イクステンションは古い消防ホースの再利用。
キャビントップのキャンバー(カーブ)に沿って置けるソフト・タイプ。
装着は両側にバンジー・コード(ショック・コード)を通して留めてあるだけなのでいつでも簡単に取り外せるそうだ。
右舷側を通るパネルからの配線。
線はバルクヘッドに開けデッキ・グランドを装着した孔から個室ヘッド内へ。
コンパニオンウェイ・ハッチのカバー。
入り口両側のティーク・トリムの上端辺りは室内にエアーを流通させるため若干の隙間がある。
やはりデッキや室内はウェスタリーで造られたのだろう。他のノー’スター製と非常に良く似ている。
コンパニオンウェイの下辺には水を流すためのドレインが2箇所。
コックピット・シート上に置いてあるのはソーラー・パネル。
コックピット右舷側後方にはモダンな1本式エンジン・リモート・コントロール(ギアとアクセルを1本で制御する)。
新しいカバーの下に見えるアルミ製らしき装着金具の付いた木製ティラー。
デッキ上の木の造作は何代目かのオーナーが換装した様で比較的新しい。
ハル、デッキのペイントも新しく、とても1975年製とは思えない。
スパー(マスト、ブーム)は木製の様だ。
マスト下部の白い部分にはメインスル用のフープ(輪)が見える。ブーム・ギャローズに載ったブームは長く、トランサムよりもずっと後方まで伸びている。セイル高が低く前後に長いギャーフ・リグと思われる。
ブロックを3個組み合わせた逆V字型の使い勝手の良さそうなメインシート・コントローラー。
1975年製ながら、バウにはPSC製後期フリッカの2段式プルピット・レイルが装着されている。後年のオーナーが付けたのだろう。
ノー’スター製ハル特有の詳細な葡萄のスクロールワーク。
今フリッカ・ホームページの表紙を飾っているが、結局2010年以降カリフォルニアには帰っていないらしい。
場所は [ヒーラ] と同じU.S. ヴァージン諸島の [セイント・クロイ(サン・クロワ)]。
無論マストがスターン側に少し傾斜しているのは艇が帆走時多少ウェザー・ヘルムになる様に意図的に仕込んで有る所謂マスト・レイク。
ルイジアナ州ニュー・オーリンズからここまで約2000マイルを各地に寄港しながら航海、今もカリブ海を楽しんでいるそうだ。
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