1週間前、フリッカ・フレンズ・ニューズレター最新号がフリッカ・ホームページにアップロードされた。今日の2枚の写真はその中からカリフォルニアのモロ・ベイ沖を帆走する [グッ・ニューズ] のエアリアル・ショット。
今回の号にはこのグッ・ニューズ (表紙 + P32~) に加え、
1. 上架してハリケーンに備えたメキシコの [ノウマッド] に隣の艇が倒れ込んだ様子(裏表紙 + P6~)、
2. [ザンジバー] のミシガン湖クルーズ (P14~)、
3. アメリカ・カナダの運河を機走でクルーズするバミューダの [ダート] (P24~)、
註: このダートの話は昔の物語で、10年前にも当ニューズレターに2号連続で取り上げられた事がある。
4. メリーランド州在の [エトアール] のメンテの話題 (P28~)、
註: この話は今年当ブログでザンジバーの [エンジンの写真] を掲出した際細かく書かせてもらったエンジン冷却水用配管中に仕込まれているヴェント用ループに関するもの。エトアールでの分解・清掃時の様子が写真付きで良く分かる。
5. その他シリーズ連載のレッド・ラスカル造船の様子 (P10~)、
などが掲載されている。ニューズレターは [こちらからダウンロード] 。
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セイルボート空撮と言えば、これまで殆ど有人ヘリか、カイト・キャム。
後者の例としては以前紹介した2006年サンフランシスコ・ハワイ間のシングルハンド・トランズパック・レースでバークリー在住のクリス・ヒューマンが撮影した [デイナ24] が良く知られている。
今日ではドローン(クァッド・コプター)の普及で一般のセイルボートの空撮写真も良く目にする様になったが、今日の2枚もそうだろう。
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今日の写真はいずれもブロード・リーチ、もしくはラニングで、レースボートでは風を後ろから受けるこの様な走りでは、バックステイのテンションを緩めてセイルが風を孕みやすくし、クルーは全員コックピット後部に集まり艇の重心を後ろに移動させる。この艇は船外機仕様でスターンに重さ約100ポンド(45kg) のホンダ9.9 らしきエンジンが装着されているのでこういう状況ではフリッカの様な小型艇では少なからぬアドヴァンテージとなる。
(写真はPSC製434艇中、番数不明、船外機仕様の Good News です。)
⇒ フリッカ・ホームページ