2015年5月23日土曜日

グァテマラのPSC製284番艇

今フリッカ・ホームページで売りに出ている No Name(無名)の284番艇。

ドジャーやビマイニ、ソーラー・パネルも付き、何と言ってもハルやデッキの状態も良さそう。(ただし撮影年月は不詳。)



この艇はもともとニューヨークに居たギャミンという名のフリッカだ。前オーナーのスティーヴが2005年に [ニュージャージーとバミューダ間を往復] したこともある。2009~10年頃新オーナーの手に渡った後どうなったのだろうと思っていたが、現在地はグァテマラの Rio Dulce 河にある [Relleno] という場所だそうだ。

売値は破格で交渉にも応じるという。やはり現在地が大きく影響しているのだろう。






グァテマラから艇に乗って帰るとしたら時間がかかる。デリバリー(回航)クルーに頼んでもヨット運搬船に乗せてもお金がかかる。艇の状態を自分の目で確かめようとしても現地まで飛ぶしかない。 (尚、Rio Dulce はクルージング・セイラー達には人気の場所だが、所によってはヨットを狙った強盗が出没すると聞く。数年前その様な強盗に殺されたクルージング・カップルの話も Latitude 38 で報告されていた。)

それでも確かな情報に基づいて綿密な計画を立て充分な準備をし、用心深く注意を怠らず、判断力・行動力もあり、冒険に直面しても問題の解決を楽しみながらゴールに到達する人(そもそもセイラーには以上の全ての資質が必要だ)には良い買い物になるかも知れない。例えば長期的に [グァテマラ] からカリブ海を楽しみ、パナマ運河を通って太平洋の好みの場所へクルーズすることもやろうと思えば出来ないことではないだろう。

(写真はPSC製434艇中284番目、旧 Gamine、現無名のフリッカです。)
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