昨日の帆走写真よりも前か後かは不明だが、上架して船底ケアー時の撮影。
スターンの外付けラダー周りには [ミスティック時代] には無かったバンパーが装着されている。
将来クルーズに出る際そこに [ウィンドパイロット] の様なウィンドヴェインも装着可能。
エンジン・イグゾースト(排気・排水)のスルーハル装着金具にはスプレイ防止用に程良い長さのイクステンション・パイプが装着されている([エスペランザ] 風)。メインスル・カバーは新作換装。ドジャーは外されている。ティーク各部はセトールでケアーされている模様。
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写真をクリック拡大して見るとトランサム右舷側のバックステイ用チェインプレイトの右側にヴェントがひとつ見える。これはエンジン(1GM/1GM10)停止後もサイフォン効果で冷却水経路を冷却水が流れ続け、水がシリンダーヘッドに浸入するのを防止する目的でサーモスタット出口とミキシング・エルボー間に設置されたヴェント・ループのヴェントそのものではなかろうか。
1984年製のセレニティーでは右舷側 [コックピット・コーミングに有る2ヶのヴェント] の中、アフト側(画面右側)のヴェントがそれにあたる。セレニティーのフォア側のヴェントはヘッドの汚水ホールディング・タンク用。後期フリッカ(1993年製)のこの艇ではそれに相当するものは何処にあるのか探してみたが、もしかしたら喫水の白いストライプの中(ライフライン用スタンションの真下辺り)に見える孔がそれなのかも知れない。
(写真はPSC製434艇中421番目 tea cup です。)
⇒ フリッカのリグ