2015年2月28日土曜日

ハワイの1979年製フリッカ インテリア

昨日見たフリッカの室内。個室ヘッドが無く広々としたオープン・レイアウト型。ヘッドはVバースのフィラー部分に在る。

1979年製では未だギャリーのフォア・エンド、マスト・アーチ下にコンプレッション・ポストが無いため室内が余計広く見える。



ポートライトはプラスティック製だが、この当時の一等アフトの大型ポートは余分に大きく、室内が実に明るい。

深いコンパニオンウェイにあるステップはベース・プレイトの上に1段(合計2段式)の旧型デッキ・モールド独特の形状。



個室ヘッドが無いので配電盤はSTB(スターボード = 右舷)側の長いセッティーの上にある。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名不詳、1979年製のフリッカです。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2015年2月27日金曜日

ハワイの1979年製フリッカ

オアフ島 [カネオヘ・ヨット・クラブ] のドックに係留中。短期間Yachtworld.com で売りに出ていたがすぐに売れてしまった。

艇は写真で見る限りいつもメンテが施され良好な状態の様だ。

バウスプリットもソリッドなティーク製に換装済み。


ハワイらしくブーム上に張られたコックピット・オーニングは日よけにもスクォール避けにも役立つ。

このフリッカは船外機仕様でヤマハ8馬力 TBELH8 を搭載。








カネオヘと言えば、オレゴンのコウビーがSnookums に乗って [シングルハンドで到着] した所だが、あれから早や5年以上が経過。Snookums は今何処に居るのだろう。

(写真はPSC製434艇中、番数・艇名不詳、1979年製のフリッカです。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2015年2月26日木曜日

ノース・カロライナのパリワッグ クルーズ

昨シーズン、オリエンタル近辺をクルーズした時の写真と思われる。

ノー’スター製なのでコックピット・コーミングはキャビンサイドと直列でストレートに後方へ伸びている。

オーナーがサイドデッキへの出入りがしやすい様に腐心したという丸味のあるドジャー。

着岸直後だろうか、トランサム右舷下の海面がざわついている。エンジンをクーリング・ダウン中の様だ。船内機は1GM10 。



別の場所。

尚、ハル、デッキ等の造りからしてこの艇のリストア前の姿が [こちら] であることはほぼ間違いない。


ハルやスーパーストラクチャー(キャビンを含むデッキ上の造作物)だけでなく、ポートライト(窓)、ボブステイのチェインプレイト保護用と思われるバウ(ステム)下部のべイル状U字型金具等細部まで共通している。

もともと [船外機仕様だった] この艇のキール(スケッグ)にわざわざ船内機用プロペラ・アパチャーを切り込み、シャフト孔を開けて1GM10 を搭載したのだから改修にかけたオーナーの決心の固さが偲ばれる。

昨年4月の [パグル時代の写真] では未だプロペラ・アパチャーが確認出来ないので船内機関係の作業をしたのはその後の事で、それを完工させてクルーズに出たのだろう。

(写真はNor'Star 1976年製、ハルID ncz45918j476、Pollywog、旧名 Puggle です。)
www.yachtworld.com SEARCH ボタンの上の欄に Flicka と入力、検索するとリストアップされます。

2015年2月25日水曜日

ノース・カロライナのパリワッグ オン・ザ・ハード

ノース・カロライナ州オリエンタルのドックに係留されている姿がタウン誌に出ていた [パリワッグ] 。最近フリッカ・ホームページのデータベースにも登録され、自作艇でもどこかのヤード製でもなく、1976年のノー’スター製であることが判明した。

陸上でセイルのフィットを試している様子。

オーナー曰く2011年8月のハリケーン『アイリーン』で地域が浸水した後、或るボートヤードに廃棄されていたこの艇を発見。 殆ど何も無いベア・ハルの状態だったそうだ。

このマストやブーム、セイルは無論、デッキ、コックピット、ハッチなど全てオーナーによる造作又はリストアによるものだという。


次に室内の写真もあるので見てみると... うーむ、この特徴的なギャリーに見覚えのある人もいると思う。

昨年 [4月12日] から16日まで5日連続で取り上げた『パグル』の中の1枚だ。






昨年オーナーがパグルの写真をUSフリッカ・グループに掲出した時艇名を変えるかも知れない旨書いてあったが、パリワッグに改名したという訳だ。

(写真はNor'Star 1976年製、ハルID ncz45918j476、Pollywog、旧名 Puggle です。)
フリッカのリグ

2015年2月24日火曜日

セレニティー トップサイド清掃、ニューグラスII を塗布

2月21日土曜日、デッキ(ハウス・イクステリア含む)に洗剤と漂白剤を吹き付け、ブラシでゴシゴシとこの冬2ヶ月で溜まった汚れを落として水洗、その後本年度のニューグラスII 塗布を行った。

セレニティーも綺麗さっぱりして喜んでいる。










紫外線を反射させジェルコートやファイバーグラスを守る意味でも輝きは大切だ。







ニューグラスII 塗布を年1回ではなく2回にしようと毎年思うのだが夏の帆走シーズン中はついズルをして実行しない。



冬は雨が降るしシーズン前の春まで待とう、といつも年1回、この時期の塗布になってしまう。





来週末はハル両サイドとトランサム、ラダー両面を洗浄後、ニューグラスII を塗布する。






それにしてもスクロール・ワークとストライプの青緑色のヨット・ペイントが塗布後10年目を迎えてすっかり退色して冴えを失ってしまった。船籍番号(ID) は黒い縁取りに囲まれた中味の黄金部分が殆ど真っ白になって読み取り難くなった。ID だけでもそろそろ手当てが必要だ。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのスペック

2015年2月23日月曜日

ヴァージニアのミラクル インテリア

建造から35年経った艇とは思えない綺麗なインテリア。

Vバース棚に落下防止用ストレイクは無いが、壁はカーペット張りではなくティークのバトン張り。





クッションやカーテンも適時交換されて来た模様。

(この艇のヘッド=WCは中央、四角いクッションの下にある。)


ティーク&ハリーのソール(床)が少し古めかしくなったのは致し方無い。

長いセッティーは3分割クッションでシート背後や下の収納にもアクセスしやすい。






シンク手前のストレイクや下のドア、引き出し表面等はサンディングしてエピファンやセトール・ライトを塗布すれば明るくなる。


オライゴ製非圧式アルコール・コンロもヘヴィーに使われた様子は無く、状態も良さそうだ。上に置いたまな板も元々の板の様だ。その上に見える2本のアームはオライゴ製コンロ付属品のポット・ホウルダー。各ネジを緩め幅を調整して横から鍋やヤカンを留める。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1980年製の Miracle です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2015年2月22日日曜日

ヴァージニアのミラクル エンジン

ベータ・マリーン B-14 HE。

2010年の新品換装。運転146時間だそうだ。

(B-14 HE については [こちら] を参照。)





キャビン内アクセス口から見たところ。

画面左上に見える青いロゴの付いた白い品はオイル・フィルター。



フィルター開口部が真上を向いているのでフィルター交換時にフィルター内のオイルが漏れなくて済む。

ここまで考えてあるエンジンだからウィープ・ホールが有ったとしてもオイル・フィルターとエンジン本体を結ぶオイル・パイプ(管)もウィープ・ホール近くには無く、オイル管が冷却水(潮水)を被って腐蝕することも無いに違いない。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1980年製の Miracle です。)
フリッカ・データベース

2015年2月21日土曜日

ヴァージニアのミラクル トップサイド 2

バウスプリット固定用スルーボルトが3本なのは1984年のセレニティーでも同じだがこれは80年代末期まで続く様だ。

バウスプリット根元右舷側にはアンカー・チェイン用デッキ・パイプ、左舷側は燃料デッキ・フィル(注入口)。




フォアデッキ・クリートはセンターに1本。それに留めた予備の係留ラインをコイルして両舷のライフラインに掛けてあるのが興しろい。

アフトを望む。

左舷側(画面右)ハンド・レイルとライン用アイ列の間にはボート・フックらしきものを収容。



スターン・プルピット・レイルには色々装着されているが、下の写真の画面一等左に見えるのはポール・ホウルダー兼リング・ブーイー・ホウルダーらしい。

その隣は不詳だがプロッター用GPSアンテナかも知れない。さらにその横は白色の船尾灯。初期艇ではこの様にレイル上部に付けるタイプが標準だった様だ。

画面右(左舷側)の品はソーラー・パネル付きデッキ・ライトだろうか。

エンジン・ダッシボードは大変小型だが、エンジンはクボタ・ベースのベータ・マリーン。

ダッシの下はアワー・メーター。


旧型デッキ・モールド特有のコックピット・ソール(床)の手前部分にアクセス・ハッチが見えるが、エンジンはその下にある。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1980年製の Miracle です。)
フリッカ・ホームページ

2015年2月20日金曜日

ヴァージニアのミラクル トップサイド 1

ミラクルは既に [帆走する姿] もポストしたが、セイルをリグ・アップする前のドックでの写真がまだあるので見てみよう。

コックピットからフォアを望む。

コンパスやエレクトロニクス類もアップデートしている様子。





右舷側キャビントップ。

アフトに引くライン用アイが3列、クリートも3本。シングルハンド・パッケージのフル・ラインアップ。


この配列はセレニティーでも同じで、右から夫々メインスル・ハルヤード、ステイスル・ハルヤード、ファースト・リーフ・ライン用として使っている。(無論左舷側の配列を含めどれを何に使わなければならないという決まりは無い。自分の使いやすいように使えば良い。)

左舷側。

こっちは配列が1列しかない。

引いてあるラインはジブ(ジェノア)ハルヤードと思われる。


ちなみにセレニティーではティーク・ハンドレイルより右にデッキ・オーガナイザーを通した [ジブ・ハルヤード(外側)とセカンド・リーフ・ライン(内側)] の2本を取っているが、いずれもウィンチ前にある [ライン・クラッチを通している] 。ハンドレイル外側のアイ列は使っていない。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1980年製の Miracle です。)
フリッカ・ニューズレターのページ

2015年2月19日木曜日

セレニティー 2015年のセトール塗り完了

前週末は雨が降ったり止んだりで外での作業が出来なかったが2月14日は快晴。

真夏の様な太陽の下、二人で今年のセトール塗りを終わらせた。








シーズン前の作業として残っているのはデッキとハルの清掃+ニューグラスII 塗布、セイル・クリーニング、及び船底スクラッブ。

3月からは個人的にシーズンをスタートさせたい。










(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2015年2月18日水曜日

セレニティー ジェルコート補修続く

筆者がエンジンのオイル管にシリコン・テープを巻いている間にベター・ハーフはジェルコート補修を続行。

スライディング・ハッチのアフト・エンド。

白いジェルコートで仮埋めしていた穴を元に戻してサンディングした。


新しいジェルコートを塗布してフィルムでカバー。









左舷側コックピット・コーミングの穴も同様に処理。









これはさらにスターン寄りの部分。










他にも探せばまだまだ手当ての出来る場所は出て来るが、デッキ部分の主だった箇所はこれで一通り終り。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2015年2月17日火曜日

セレニティー 1GM10 オイル・パイプ保護 2

2月14日土曜日、エンジンからオイル・フィルターへのオイル管(画面奥)にもシリコン・テープを巻いた。

非常にタイトなスペースなのでエンジン冷却水用ゴム管を外して作業。







前週末新しいシリコン・グリースを塗っていたのでそれを何度もワイプやティッシュで拭き取ってから始めたが、回したテープ同士もくっ付かなくなる状態で多いに苦労。

しかも手前の管と違って形状が謂わばクランク上になっていて奥にあるということもあり、大変巻きにくい。キャビン内に横になり体を捻って両手を伸ばしての作業だが、1時間超かかってしまった。

底から見たところ。

テープは巻きやすい様に何本も程良く切ったものを巻いていった。





せっかくなので前週末巻いたオイル・フィルターからエンジンへの管(真っ直ぐな管)にも巻きムラをなくすために追加巻きをした。

冷却水管を付け戻して完成。











しかしまた一から始めるのならテープを巻くのは手前の真っ直ぐな管だけにするだろう。何回も書くが奥の管は大変巻き難い。中途半端な緩い巻き方になればそこに塩水が溜まって錆びが出て孔が開くという逆効果になり兼ねないので要注意。経験上、奥の管はエンジンを毎週運転するとして年に2~3回シリコン・グリースを塗り替えるだけで充分だ。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2015年2月16日月曜日

ヴァージニアのミラクル 帆走

場所は [チェサピーク湾南部]

風5ノット位か。

メインスルはセイル・マークから見てファクトリー出荷時のもの。




トレイラーに乗せられている艇なので年中セイリングしていた訳ではなく、セイルはまだまだ使える様だ。

こちらは約12ノットと思われる。

フリッカはこの位の風から本領を発揮し始める。





(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1980年製の Miracle です。)
フリッカのリグ

2015年2月15日日曜日

ヴァージニアのミラクル STBサイド

コンパニオンウェイの黄色いカバーとマスト足元にラップ・アラウンドした同色のブーツ(スカート)が目を引く。

(しかしブーツはいくら固く巻いていても雨が降れば滴はマストを伝って中に入るだろう。果たしてそれに実用的な狙いがあるのかオーナーに確認したいところだ。)

既述の通りこの艇は旧型デッキ・モールドの1980年製だが新型モールドを使ったセレニティー(84年)との共通部分も少なくない。


ポートライトの形については昨日触れたが、スターン・プルピット・レイル(一段式)、バックステイ(逆Y字型)も同じだ。しかしコックピット・ソール(床)のエンジン・アクセス・ハッチの形状はキャビントップのスライディング・ハッチと並んで旧型独特のもの。

各舷前2本のシュラウドにはPVC パイプのカバーが掛けてあるのでセイルがシュラウドを擦ってもセイルのダメージは最小限にとどまる。


下段のライフラインはアフト・スタンションで終り。上段のラインはゲイト付きで、この写真の様にスターン・プルピット・レイルのエンドを外してもコックピットより前が垂れ下がることは無い。

バウ・プルピット・レイルとセンター・スタンション間にはスピネイカー・ポールを収納。






バウ・プラットフォームに引き揚げたアンカーはスタンダードのCQR。15ポンドか20ポンド、恐らく後者。

これからセイルをリグ・アップして夏のシーズンを楽しもうという写真。















(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1980年製の Miracle です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2015年2月14日土曜日

ヴァージニアのミラクル ポートサイド

夏場の係留地、またはゲスト・ドックらしき場所。まだメインスルもジェノアも付いていないので下架直後の写真らしい。

この艇は1980年製なのでデッキ・モールドは旧型を使用している。

しかしこのアングルではスライディング・ハッチにスプレイ避けブリッジが2本入っている以外はその特徴が分かり難い。



ポートライトは1980年代の特徴的な陸上競技場型楕円形のブロンズ製。







1983年後期以降新型デッキ・モールドが使われ始めたが、ポートライトは1988年製(370番艇位)までこの楕円形がスタンダード。89年製以降は長方形。

船籍番号頭の州名がSD なのでサウス・ダコタに居た様だ。

トレイラーに乗り東に移動して何年経ったのか不明。



(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1980年製の Miracle です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2015年2月13日金曜日

ヴァージニアのミラクル オン・トレイラー

東海岸ヴァージニア州のミラクル。ダブル・アクスル(2車軸)のトレイラーに乗せられローンチ・ランプ(トレイラー艇用上下架場所)前に到着。(後ろに立っているのは街灯でマストに非ず。)

フリッカの重量はドライで5500ポンド(2.5t)、船具、備品、燃料等を入れると6000ポンド(2.7t)を超える。




ピップアップ・トラックはこの様にフル・サイズの車種で、牽引許容重量8000ポンド(3.6t)以上、出来れば10000ポンド(4.5t)以上のものが好ましい。

(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1980年製の Miracle です。)
フリッカのスペック

2015年2月12日木曜日

セレニティー 配電盤に新バッテリー・ボルト・メーターを装着


故障して取り外したボルト・メーターの代替品が届いたので装着する。

メーター四隅に付いているメーター固定用機械ネジに嵌めるナット4個に加え、電極に電線を留めるための機械ネジ2本が付いて来た。








裏側の写真。

画面右2個のウォッシャー付き機械ネジが電線固定用。






[代替品の写真] を見た時、電極がメス型で、取り外した旧品の [オス型] とは違うのでこれまた一工夫必要だろうと思っていたが、手間が省けた。

取り付け前にポータブルの予備バッテリーでメーターが動くことを確認。







(余談だがポータブル・バッテリーは13V に到達していない。年2回の定期充電の時期だ。)

4本の機械ネジにナットを嵌めてメーターを配電盤に固定したところ。

ここで問題がひとつ。





以前書いた様に旧品は極性指定がこの新品とは逆で、[向かって左が陽極、右が陰極] になっている。上の写真で分かる様に配線(陽=赤、陰=黒)の長さもそれに合わせてある。

赤線は長さに余裕があるが、黒線はいくら引っ張っても新しい陰極(画面左)まで届かない。

約3cm短いだけだが、新しい線(12番線)を購入しなければならないのか。







仕方が無い。この線を外してレファレンスとして持って行き新線を買ってこよう、と盤の接続位置に緑色のビニール・テープで印を付けた。

しかし外した時、隣の位置が空席で、そこがテープでマークした位置とメタルのマニフォールド(連結板)で繋がっていることに気付く。

繋がっているのだから、この様に線を隣の位置に移動しても何の問題も無いはず。






これで新しい陰極にかろうじて届いた。

並列のイルミネーション・ランプからの陰極線も重ねて極に固定。



赤線も新しい陽極に固定。

電流は上の赤線から陽極、メーター、陰極、黒い12番線を流れてグラウンド(アース)へ。


並列のイルミネーション部は陽極から出た赤線を流れてランプに周り、そこから黒い14番線で陰極に戻り、黒い12番線を流れてグラウンド(アース)へ。

(尚、メーター後ろにある細い赤、橙、黄の3本の細線はメーター内臓のイルミネーション・ランプ用。赤は12Vシステム用(+)、橙は24Vシステム用(+)、黄は12/24Vシステム共用(-)。セレニティーには上記の様に配電盤自体にイルミネーション・ランプが付いているので内臓ランプは使わない。将来配電盤のランプが切れて赤と黄に出番が来るかも知れないが、取り敢えず各線のエンドを絶縁テープでカバーして脇に置いておく。)

配電盤を壁のボックスに戻して固定し、早速#1バッテリーをテスト。

きっちり12VでOK。





#2バッテリーをテスト。

約11.7V。微妙なところ。バッテリーに蒸留水を補充して充電が必要だ。




以前両バッテリー共11.6~11.7Vの蓄電状態でスイッチをAll にしてかろうじてエンジンがかかったことがある。しかし11.5Vを下ると予備バッテリーでジャンプ・スタートが必要だ。12Vバッテリーは電圧が11Vまで下がったらオシャカと言われている。充電しても元の性能は取り戻せない。

ともかくメーター換装はこれで完了。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)